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議会ウォッチ 2024-05-23
2024年5月・2年前の質問

アーチルの最初の相談に「4か月ぐらい」かかる可能性も ── 待ち時間の短縮と、特別支援を「全員支援教育」へ

#子育て#教育
3行でわかる要点
  • •親が初めてわが子の発達と向き合ったとき、すぐに相談できるか。子育て環境充実調査特別委員会で、アーチルの最初の相談にかかる時間と、特別支援教育を全ての教室・全ての教員で行うべきではないかという考えを、委員として述べた意見です。

竹中の意見

児童発達支援、特にアーチルについては、最初の相談にかかる時間が課題だと述べました。数か月間、4か月間ぐらいかかる可能性があるとも言われているとし、親として初めて自分の子供と向き合ったときに、まず相談できる体制をどのように早めていくか、どうやって短くしていけるかが非常に大きな課題になっていると指摘しました。

もう一つの課題として、親としての気持ちを分かってもらえる環境の大切さを挙げました。民間の施設には、自身の子供にも様々な発達の障害があり、それを改善してきた経験を持つ方々のつながりもある一方、アーチルなどでは、本当に経験している親の気持ちに立ってくれているのかという点で、どうしても乖離を感じてしまう場合もあると述べ、民間の皆さんや親の気持ちに立った対応にどう近づけていけるかが課題ではないかと述べました。

続く発言では、この1年間、皆さんの話を聞き、様々な施設を見て議論する中で生まれた考えとして、「報告書に載らなくてもいい」と断った上で、特別支援教育は全ての小中学校の普通教室でも通級学級でも行われるべきもので、全教員が真剣に取り組むべきものではないかと述べました。竹中自身が「過激な思い」と表現した提起です。

1年前までは、特別支援教育を、障害のある人を少しでも成長させようという限定的な教育というイメージで捉えていたといいます。もちろんその側面もあるとしつつ、全ての人の特性に従って、その子を一歩でも人間として成長させるための教育だと考えれば、特別というよりもみんなが受けるべき教育だと述べました。自身もかなり特質のある児童だったとし、こうした教育を受けていればもっと成長できたかもしれないと振り返った上で、これまでの普通教育は学問的な側面が強過ぎ、本当に一人一人のための教育だったのかという疑問も示しました。

障害のある人への教育としては専門性が非常に重要で、しっかり学んでいくべきだとしながらも、専門だからと皆を専門の学校に閉じ込めてしまうのはあまりよくない考え方だと指摘しました。みんなと一緒に成長するインクルーシブな教育が大事であり、ダイバーシティーも含めて、全てで受け入れていける教育をすべきだと述べました。

また、普通教育を受けている子供たちの中でも、特別支援を必要とすると思われる子供が増えているという数字をいろいろ聞くことができたとし、それは当然のことだと述べました。背景として、動画やショート動画、SNS、ゲーム、食事の問題に加え、核家族化で祖父母とはほとんど一緒に生活せず、母親や父親と過ごす時間も短くなるなど、人との関わりが少なくなっていること、さらに東日本大震災で心に傷を負った両親、また本人がいる状況を挙げました。

その上で、全ての学校の生徒が特別支援を必要としている可能性があるとし、日本の教育は変わらなければならない岐路に立っていると述べました。学問に重きを置いてきたこれまでの教育から、特別支援教育を大きく充実させ、特別というよりは「全員支援教育」のような、みんなを支援していく教育を確立していく時が来ているのではないかと、この1年間の議論を通じて確信を持ったと語りました。

この日の記録について

この日の竹中の発言は、子育て環境充実調査特別委員会で委員として述べた意見2件です。市当局に説明や見解を求める質疑ではないため、この記事には「市の答弁」の項目はありません。

この記事は、仙台市議会の議事録をもとに要点をまとめたものです。実際の発言全文は議会ウォッチでご確認ください。

一次情報:2024-05-23 子育て環境充実調査特別委員会(委員としての意見)

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