小中学校で「8.8%」という数字も ── 視察で見えた、とがった研究成果を全ての学校へ届ける課題
- •北部アーチル、鶴谷特別支援学校、国立の研究所、茅ヶ崎市の施設。子育て環境充実調査特別委員会の視察を終えて、竹中が委員として述べた感想と、仙台市が取り組むべき課題です。
竹中の意見
視察のあと、委員として2回にわたり意見を述べました。
最初の発言では、市内視察で訪れた北部アーチルと鶴谷特別支援学校について触れました。南部アーチルは何度か訪問していたものの、北部アーチルは初めての訪問だったといいます。特に大きな違いがあるわけではなかったとしつつ、アーチルの拡充をどのように進めるのか、各区に増やすという意見も多く寄せられている中で、どう改善していけばよいのか、もう少し施策を深めなくてはならないと実感したと述べました。
鶴谷特別支援学校については、プールの大きさなど施設として非常に充実している部分がある一方、老朽化や課題も見えたと述べました。先生から、教室と教室の間のトイレが混雑して教師がトイレを使うこと自体が難しく、ほぼ行けない現状があると聞いたことを挙げ、どのような施設づくりや仕組みをつくれば、もう少しゆとりを持った教育環境になるのかが課題だと述べました。
2回目の発言では、県外視察で訪れた施設について意見を述べました。
国立の総合研究所については、海のきれいなロケーションで研究の成果が多くあったとし、スヌーズレン・ルームというぴかぴか光るような部屋が子供たちにどのような影響を与えるのかという研究結果を、仙台市、たとえば鶴谷特別支援学校にそうした部屋を造るのかといった形で、しっかり検討してほしいと述べました。
一方で、いま一番の課題は、知的障害に遅れはないものの、学習面や行動面で著しい困難を示す子供たちだと指摘しました。小中学校で8.8%までいっているという結果もあるようだと述べた上で、一部の学校だけで済む話ではなく、全体の学校として一緒にやっていく、分け隔てのないインクルーシブ教育が重要だと述べました。とがった研究成果を還元しながらも、全ての子供を平等に教育していかなければならない、非常に難しい局面を迎えているのではないかという認識を示しました。
研究施設からはホームページや動画でも情報が配信されているものの、一部の仙台市の教員が年間に1人2人行くだけでは周知できないとして、たとえば動画は全ての教員が見るようにするなど、もう少し幅広い運動にしていくべきではないかと述べました。
茅ヶ崎市の「うーたん」については、保育園と児童発達支援センターが同じ名前で併設されており、健常の子供も様々な課題を抱えた子供も一緒になって元気いっぱいに動き回っていたと紹介しました。そこに子供を預けることができた親の安心感が、子供にも良い影響を与える可能性があるのではないかと述べました。
費用面については、建物を建てるときの支援は一切入っていなかったと聞いたと述べ、特別養護老人ホームがあるから何とかなっているという趣旨の話だったと記憶していると述べました。その上で、この経営の形態をどう支援すれば仙台市やこの地域でも増やしていけるのか、行政はどのような道筋をつければこうした環境が整っていくのか、また小中学校ではどのように具現化していけるのかが課題として見えてきたと述べました。
この日の記録について
この日の竹中の発言は、子育て環境充実調査特別委員会で委員として述べた視察の感想と意見2件です。市当局に説明や見解を求める質疑ではないため、この記事には「市の答弁」の項目はありません。
この記事は、仙台市議会の議事録をもとに要点をまとめたものです。実際の発言全文は議会ウォッチでご確認ください。
一次情報:2024-03-21 子育て環境充実調査特別委員会(委員としての意見)
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