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2026-03-02

竹中の全発言と、市の答弁 ・ 令和8年度 予算等審査特別委員会(第6日目) 本文

議会ウォッチ 2026-03-02
抜粋(3行要約は準備中)
  • ◯竹中栄雄委員  よろしくお願いいたします。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  よろしくお願いいたします。
大阪・関西万博関連について伺います。
令和7年度予算では、東北絆まつりの大阪・関西万博への出展に約4600万円、BOSAI-TECH気候変動対策ソリューション海外発信に約1500万円などが計上されておりました。
また、今回提案をされている令和8年度予算案では、万博を契機とした観光プロモーション予算として計上されております。
そこでお伺いをいたしますが、今年度の万博関連事業は、本市の絆まつり出展による認知度向上ですね。もう一つはBOSAI-TECHの海外転換、これを予算化していましたけれども、どのような具体的成果を収めたのか、もしくは今後の成果につなげたいと考えているのか、また、見えてきた課題があれば教えていただければと思います。
また、もう一方で、本年度、万博を契機とした観光プロモーション予算に関して、どのような目的があって、その概要をお示しいただければと思います。

◯東北連携推進室東北連携推進担当課長

◯東北連携推進室東北連携推進担当課長  昨年6月、大阪・関西万博において開催した東北四季の彩りと東北絆まつりには、3日間で約5万4000人が来場し、最終日は入場規制を行うほどのにぎわいを見せました。

また、テレビやウェブでも多く取り上げられ、関西はもとより、広く国内外の方に東北を知っていただくきっかけになったものと考えております。

新年度は、さらなる東北の認知度向上を図るため、万博を契機としたプロモーションとして、関西において東北の食をテーマにした観光イベントを開催するほか、海外においても絆まつりを発信してまいります。

◯イノベーション企画課長

◯イノベーション企画課長  大阪・関西万博におきましては、内閣府主催の地方創生SDGsフェスにBOSAI-TECHの取組を出展し、来場者に関係企業の防災コンテンツを体験いただきました。

期間中の来場者数は、同フェス全体で約4万人、本市ブースは少なくとも4,000人以上となり、自治体38ブース中4番目を記録し、多くの皆様に好評をいただいたものと認識しております。

一方、海外からの来場者が少なく、十分なPRができなかったことから、今年度改修したBOSAI-TECHウェブサイトの英語ページを活用し、海外向けの情報発信をさらに強化してまいります。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  大阪万博の出展は、一定の成果がありまして、それをつなげて、また仙台のアピールにつなげていきたいとのお話でございました。
本市は、仙台防災枠組のトップランナーとして、防災テクノロジーの産業化に力を入れております。まさにBOSAI-TECHであります。
そんな中、東北大学の青葉山新キャンパスでは、東北大学サイエンスパーク構想が着実に進んでおります。2028年4月には産学共創拠点施設が供用開始される予定であり、世界中の研究者や企業が集うリサーチコンプレックスの形成が加速をしてまいります。
BOSAI-TECHとこのサイエンスパーク構想がコラボレーションすることで、本市の経済や市民の雇用などにどんなインパクトを与えると想定しているのか、本市のビジョンをお伺いします。

◯イノベーション企画課長

◯イノベーション企画課長  本市では、リサーチコンプレックス形成に向けて、防災分野を重点領域の一つとして位置づけております。

1月には台湾の国立陽明交通大学で開催された日台災害リスク軽減カンファレンスにおきまして、関係企業と共にBOSAI-TECHの取組を発表するなど、海外に向けた発信も進めております。

こうした取組に加え、東北大学が進めるサイエンスパーク構想とも連携することで、国内外の知見を生かした防災関連産業の創出や、高度専門人材等の雇用の形成を図り、地域経済の活性化につなげてまいりたいと考えております。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  夢が広がっていくなと思います。
ところで郡市長、市長は大阪・関西万博のほうに足を運ばれたと伺いました。私も現地へ参りましたが、本当にすばらしい万博だったと思います。
私はロボット学者の石黒教授がプロデュースをしましたシグネチャーパビリオン、いのちの未来を見まして、アンドロイドと命の関係、将来私たちの命はどうなっていくのかと深く考えさせられたところであります。
ほかにも最新の技術展示など、未来社会の姿に非常に感銘を受けたところでありましたが、各種調査結果を見ますと、残念ながら東北地方からの来場者は少なく、2005年の愛知万博、愛・地球博と同様に、地理的な距離があり、多くの市民がその恩恵を直接受けるには至っていないのが現実ではなかったかと思います。万博はすばらしいが、東北からは遠いというのが私の実感でありました。
市長は、今回の大阪・関西万博にどのような感想を持たれましたでしょうか。
また、仙台市民をはじめ東北の関わりについてどう受け止めておられますか。感想をお伺いいたします。

◯市長

◯市長  今回、東北の魅力を国内外に強く発信するために、私自身、東北絆まつりパレードを披露してまいりました。祭りの文化をはじめ、多彩な価値を伝えることができ、多くの方々に東北への関心を寄せていただけたものと考えております。

万博全体としても、多くの来場者がありましたが、とりわけ藤本壮介氏の設計による大屋根リング、これは圧巻であり、人は多様でありながらひとつであるとのメッセージ性とともに、建築の持つ力も実感をいたしたところでございます。

各国のパビリオンそれぞれの価値あふれる展示も大変興味深く、先端技術や多様な文化的価値を世界へ発信した催しであったものと考えております。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  今回、万博を私訪れまして、小学生の頃だったと思いますが、その記憶がよみがえってきました。それは、私が小学校の頃に恐らく仙台でも万博をやったはずだという記憶が突然戻ってきまして、皆様覚えていらっしゃるでしょうか。実は1987年、昭和62年にこの仙台の地、仙台港で’87未来の東北博覧会というものが開催されておりました。東北新時代の夜明けをテーマに、当時の最新技術であったロボットなどを展示をしておりまして、会場は大変なにぎわいだったと記憶をしております。
私はこどもの頃というか、今の今まで万博だったんだと認識しておりましたが、どうやらそうではなくて、地方博覧会というものだったようであります。その10年後には97国際ゆめ交流博覧会も開催されたとのことであります。
改めて伺いますが、この東北博、ゆめ博は、それぞれ当時の仙台市にどのようなにぎわいをもたらしたか。また、博覧会の収支について、その実績と評価を教えてください。

◯東北連携推進室東北連携推進担当課長

◯東北連携推進室東北連携推進担当課長  未来の東北博覧会は、1987年7月から9月にかけ、73日間、仙台港を会場に開催され、約297万人の来場があり、収入は約58億円、支出は約45億円となっております。

また、国際ゆめ交流博覧会は、1997年7月から9月にかけ、こちらも同じく73日間、夢メッセみやぎを会場に開催され、約106万人の来場があり、主催者による追加負担前で収入は約34億円、支出は約41億円となっております。

いずれも県内外から多くの来場者がありましたが、ゆめ博については有料入場者数や企業参加が想定を下回ったなどのことから、収入が伸び悩んだものと把握しております。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  1987年の未来の東北博覧会、私が思い出したほうは、まさに大河ドラマ、独眼竜政宗ブームが相まって、目標200万人に対し約300万人もの方が訪れ、約13億円もの黒字になったと。歴史的な大成功だったというふうに言われております。
ところが、その10年後、1997年に開催された国際ゆめ交流博覧会の評価は、なかなかちょっと厳しかったところもあり、100万人の目標に106万人もの人が訪れ、一定の成果があったものの、当時の議事録をひもときますと、最終的な赤字が7億2000万円、仙台市も主催者でありながら、企画の運営を特定の団体や外部業者に依存し切っており、名義貸しに等しいと議会から厳しく追及されており、丼勘定の運営も発覚し、本市は2億600万円もの血税を赤字の穴埋めに投入する事態となりました。当時の藤井市長は、誠に心痛むと陳謝しているところでありました。
これをもって、仙台の行政や経済界では、地方博覧会を開催しようと口にする人はこの30年間、二度と現れなくなったということであります。
しかし、今回私も万博を経験させていただいて、だからといってこの仙台市が持つ未来のビジョンを世界に示していく大きな発信の場を持つことまで諦めてしまってよいのかといえば、そうではないというふうに思うわけであります。
仙台防災枠組のゴールであります2030年が迫っております。仙台のプラットフォームには多くの企業が集い、防災ソリューションの社会実装も進んでまいりました。本市が築き上げたBOSAI-TECHの成果や、ナノテラスで生まれたテクノロジー、リサーチコンプレックスを中心に、本市が生み出した注目すべきスタートアップ事業などを世界に示し、次の時代へつなげていくためには、単なる会議や報告書だけではなく、市民や世界中の人々を巻き込んだ、全く新しい発信の場が必要ではないでしょうか。
東日本大震災から25年の節目となる2036年に、BOSAI-TECHや未来の防災技術を一堂に集めた(仮称)BOSAI未来の東北博覧会を開催するのはいかがでしょうか。例えば、あまりお金をかけず、デジタル技術を駆使して、仙台のまち全体、あるいは東北の被災地全体をパビリオンに見立てる方法もあるかと思います。AIやドローンを活用した最新の防災技術を市民が直接体験でき、世界中から防災ビジネスの投資が集まる大阪万博のいのち輝く未来社会のバトンを受け取り、2036年に被災地仙台から命を守る未来社会を世界へ提示する、そのような事業はいかがでしょうか。まずは庁内で新しい形での博覧会開催の可能性を探る検討会を立ち上げていただけないでしょうか。
震災を乗り越え、こどもたちが未来の安全な暮らしにわくわくできるような仙台をつくるため、未来の博覧会について郡市長の御所見を伺います。

◯市長

◯市長  本市がこれまで様々な事業により紡ぎ出している防災に関する知見はもとより、整備を進めている複合施設において展開する災害文化は、世界各都市の強靱化に役立つのみならず、希望ある未来を築き、こどもたちが安心して生きていく上で欠かせないものになると考えております。

本市の都市個性が大きく花開く2036年は、国内外から多くの人を呼び込める格好の機会でございます。今後、その発信の在り方を探ってまいりたいと存じます。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  先ほど高橋たくみ委員からもありましたとおり、まさに次の大河は独眼竜政宗を超える大河も期待されるところであります。その双方の盛り上がりをぜひ2036年につくっていただきますようお願いをして、質問を終わります。


出典:仙台市議会会議録検索システム(竹中栄雄議員の発言と、それに対する当局側の答弁)