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2025-11-21

竹中の全発言と、市の答弁 ・ 総務財政協議会 本文

議会ウォッチ 2025-11-21
抜粋(3行要約は準備中)
  • ◯竹中栄雄委員  先日、公明党の会派で、設計を担当される藤本壮介さんの大型個展を拝見してまいりました。大変すごい人出でございまして、土日の値段は2,500円、そして会期中に20万人が訪れたと伺っております。国内外からいかに注目をされている建築家かというふうに感じることができました。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  先日、公明党の会派で、設計を担当される藤本壮介さんの大型個展を拝見してまいりました。大変すごい人出でございまして、土日の値段は2,500円、そして会期中に20万人が訪れたと伺っております。国内外からいかに注目をされている建築家かというふうに感じることができました。
日本が誇る次世代の建築家と言われると思いますけれども、この藤本さんが仙台市の複合施設について語られている映像も拝見をしてきました。音楽ホールと震災メモリアルが同じ建屋に並んでいるだけでは不十分であると、新しい融合が必要なんだと、このコンセプトに引かれて、今回の仕事にぜひ挑戦したい、引き受けたいと思ったというふうに語られておりました。すばらしい話だなと思いましたし、複合化を訴えた議員の一人として、本当に深い理解に心から敬意を表したいと思います。
ということは、やはりこの複合施設は、未来に残せる、本当に歴史に残せるような施設になる可能性を秘めていると思っております。震災の記憶を継承し、文化を育む重要な拠点ともなり得るのではないかと考えます。したがいまして、今日は応援する立場から、幾つかの点について質問をさせていただきます。
何といっても今日驚いたのは、548億円プラス外構工事費は別ですということで、大変想像していたよりもさらに超えてきた建設費でありました。当初見込みを大きく大きく上回る金額が示されたことによって、議会内でも恐らく先送り、凍結を求める意見も生じてくるのではないかというふうに思います。
私個人としては、将来に誇れる施設として価値を生み出すためには一定の投資が不可欠であると考えておりますし、恐らく人口減少の世の中にあって、仙台市がこのような大規模なプロジェクトに挑戦できる最後のチャンスだと思いますので、何としても実現をしていただきたいというふうに思っています。
そこでお伺いをいたしますが、本市は高コストであることを踏まえつつ、初期費用、運営費用を抑制する具体的工夫をどのように検討しているのか。また、これらのコストを将来の価値へと転換するビジョンをどのように描いているのか、伺います。

◯防災環境都市推進室長

◯防災環境都市推進室長  基本設計を進めるに当たりましては、コスト縮減の意識、意図は設計者にも十分共有した上で、本市が目指す施設像の実現に向けまして、基本設計の協議をしてきたところでございます。その上で、必要な機能は確保しつつ、スペースの共用化などによる延べ床面積の縮減を図るなどの工夫も図ってまいりました。

資料の22ページでも御説明いたしましたけれども、47億円の経済波及効果ですとか、あるいは54万人の来場者、また社会的価値の創出というものが最大限図られるものとなりますよう、今後どのような事業をしていくかということも含めまして、引き続き検討を進めてまいりたいというふうに考えてございます。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  今伺っても、やはりちょっと具体性が少ないと思います。本気になって削減しようとしているのか、やはりその姿勢をちゃんともっと明確に見せていかないと、やはりこれだけの額を上げているわけですから、やっぱりそこに真剣さを誰もが感じられるように、真剣に取り組んでいただきたいと念願するものであります。
私も以前質問させていただいておりますけれども、高額な建設費ですので、ライフサイクルコストですね、やっぱり長くもたせる、それだけ貴重な建築家が入りましたので、これをいかに長くもたせるか。以前紹介したミラノのスカラ座は、現在、築240年たっております。やはり耐震化、免震化にしっかりと取り組んでいただければ、そこまでライフサイクルを延ばすこともできると思いますので、そこら辺についてもちゃんと皆様に提示できるように、市民の方々に理解していただけるように、ちゃんと皆様にお伝えできるようにしていただきたいと念願するものであります。
続いて運営コスト、こちらは年間18億円とされております。こちらも市民理解を得る上で極めて大きな課題であると思います。市民が利用しやすい料金体系、これは維持しなくてはいけませんので、あんまりたくさんの利用料金も取ることができない。それでいながら持続可能な運営を確保するためには、多様な財源の確保が不可欠であると考えます。特に民間企業との連携によるテナント収入等での確保が重要であると思いますが、どのように検討されているのか、お伺いをいたします。
また、とはいえ、テナントをたくさん造ることができない、スペースがないということは私も分かっておりますので、例えば光のページェントにおけるクリスマスマーケット、仮設のマーケットみたいなのができていたり、例えばゼビオアリーナの横では広場を使ってラーメンフェスタみたいなのも行ったり、そういったもので例えばテナント料みたいなのを取っていくとか、そういう仕組みが必要なのではないかと思うんですけれども、御見解を伺います。

◯震災メモリアル事業担当課長

◯震災メモリアル事業担当課長  本施設での収入を増やしていくことは、運営費の財源確保に重要と考えております。文化観光局と共に、民間企業から事業協賛を得るなど、様々な取組を検討してまいります。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  事業協賛を得ていく、例えば寄附を得ていく、すごく簡単に答えてくださるんですけれども、そこに本当に真剣さがあるのかというのを私は市民が見ていると思っています。
私はここに至るまで何回もこの質問をさせていただいていて、一番最初に、少なくとも令和2年の予算等審査特別委員会で、民間との協働等をよくよく考えて、しっかりその仕組みに入れ込んでほしいというふうにお話ししました。その民間の例を出したのが、いわゆる長崎スタジアムシティでございました。ジャパネットが造った、それを実際に私は質問の中にも入れました。あれから5年たちまして、実際に昨年オープンをしたわけであります。やっぱりこの長崎スタジアムは大変に今好評といいますか、注目を浴びています。報道ベースなのでちょっと一応、私が報道で見たんですけれども、建設費は1000億円、この1年間で485万人を集めたと。試合のない日にいかに人を呼び込むかということで、オフィスビルを20社、ショッピングモール、ホテル、レストラン、温泉、塾、ビルの上からこっちのビルまでスタジアムの上をジップラインという滑車を使って渡るようなアトラクション、いかに民間の力を入れて人を呼ぶか、真剣にやったわけです。これをぜひまねてほしいと私は5年前から言っているわけです。一切ここに入ってないじゃないですか。私は本当にそういう意味ではここに真剣さがあるのかと問い直したいと思っています。今さらじゃないけれども、ジャパネットたかたに持ちかけるということもあり得ると思いますので、局長、今の私の心意気についてちょっとお伺いしたいと思います。

◯まちづくり政策局長

◯まちづくり政策局長  長崎の件については、私も報道ベースですけれどもいろいろ聞いておりまして、本当にすごいなというふうに思っております。

大阪とかそういうところでない長崎でと言ったら何ですけれども、そこであれだけの取組ができるというか、長崎に対して失礼なことをちょっと申し上げてしまいましたけれども、委員がおっしゃるとおり、それであれば仙台だってもっとこう、何というか、本気になってというところにつきましては、本当に深く受け止めるところでございます。

なかなかあの場所というところが、青葉山というところでありますし、仙台城の一部というところもありまして、敷地の制約ですとか様々なことがございます。同じようにはできないところは多々あるわけでございますけれども、企業との連携というところにつきましては、委員がおっしゃっていただきましたとおり建築としての魅力もとてもありますので、そういったところにも企業の皆様として魅力を感じていただけるということももちろんあろうかと思います。

私どもの所管ではないですけれども、音楽の世界ではやっぱり冠コンサートですとか、そういったものがたくさんあるわけでして、それで大きな楽団を呼んでくる、すばらしい演目を引っ張ってくる、そういったことも世の中にはたくさんございます。

もちろん災害文化のところにつきましても、そういった企業の協賛を得て、災害、それから震災について広く皆さんで考えていただくような取組をするということも十分考え得るであろうなというふうにも思っております。

交流イベントロビーという広い場所もございまして、MICEもできるようなところですので、おっしゃっていただいた何かお祭り的な、そういったものを誘致するということももちろんあろうかと思います。文化観光局にはもちろん観光の部署もあるわけでして、そういったところと様々なアイデアを絞りながら、形が見えてまいりましたので、どんなものを誘致できるのか、御一緒に企業の皆さんとやれるのか、真剣に本当に考えてまいりたいなというふうに思います。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  ぜひよろしくお願いいたします。
続いて、ちょっと音楽ホールのことについてで恐縮なんですけれども、お伺いします。
本施設の特徴であるサラウンド型、あとプロセニアム劇場型の切替えということですね。多様な公演形態に対応する上で、これは重要な施設だなというふうに思っているんですけれども、やはりこの切替えが本当に大丈夫なのか、出来上がってから大変だったということにならないように、ぜひ今のうちに質問をしておこうと思っておりました。
私は実は前職がコンサートをやる会社にいたところがあって、反響板をがっちり設置できるような会場があって、そこは1回前日に反響板を設置しちゃうと、翌日の午前中は使えませんという仕組みになっていて、それをばらすのが大変で、結局そういう時間がかかり過ぎるので、翌日の午前中や翌日は同じ形じゃないと使えないんですみたいなことにならないように、ぜひ考えていただきたいと思います。そうすると、ホールの稼働率、効率化も損なうおそれがありますので、この切替え作業の迅速化、効率化においてどのような設計的、運用的工夫を検討するつもりか、お伺いいたします。

◯震災メモリアル事業担当課長

◯震災メモリアル事業担当課長  基本設計を進める中において、ホール運営の効率性が損なわれないよう、迅速に切替え作業をするという視点は重要であると認識しており、専門家のアドバイスもいただきながら、引き続き検討を進めていくと文化観光局から伺っております。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  続いて、震災メモリアル施設の有料コンテンツの導入について伺いたいと思います。
震災メモリアル施設の運営において、VR、また大型映像等を用いた高度な防災体験コンテンツを有料で導入するのはどうかというふうに思っております。
私は神戸の人と防災未来センターも見てきて、あそこは本当に大規模な施設ではありますけれども、特に目を引いたのは、特撮映画のいわゆる震災体験というものがありまして、この映画をつくるためにシン・ゴジラの三池監督を、まさに特撮で映画をつくり上げて、震災の体験をさせるという、ここに踏み込んでおられました。私もちょっと自分の感覚でいくとなかなか過激な映像、これを被災者が見たらどういうふうに思うんだろうというところもよぎりましたけれども、それよりも震災を体験していない人がいかに震災が恐ろしいものなのか、震災が起きたときにどういう行動を取るべきか、これをやっぱり身で感じられるようにお伝えをしているということを、実際に人と防災未来センターの所長にもお伺いをしました。
ということで、追悼、また記録展示、これは無料で提供するべきである一方、被災経験のない世代に命を守る行動を学ばせるような高度な教育コンテンツ、これは制作、維持にも相応の費用を要するわけでありますので、ましてや年間18億円の運営コストの一部を自主財源で賄う必要性も高まっておりますので、ぜひこういう有料コンテンツを検討したらどうかと思っております。世界のメモリアル施設においても、追悼は無料、教育体験は有料が一般的な運営方式であり、道義的にも合理性があると考えます。追悼展示と高度教育体験を明確に区分し、後者を適切に有料化することで、防災教育の質を高めつつ、施設運営の持続性を確保するという考え方について、御所見を伺います。

◯震災メモリアル事業担当課長

◯震災メモリアル事業担当課長  中心部拠点では、災害に備える具体な取組につながるような効果的な教育コンテンツが必要と考えております。デジタル技術の進展とともに、様々なVRや大型映像等を用いた防災体験コンテンツなどが今後も開発されていくものと考えております。

本施設の展示につきましては、今後も専門家などの御意見を聞きながら具体化していくこととなりますことから、その中でコンテンツの適切な有料化についても検討してまいります。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  本複合施設が地域社会の防災意識を向上させ、将来にわたり価値を生み続けるためには、防災教育の中核拠点としての機能が不可欠なのではないかと私は感じております。先ほど言いました人と防災未来センター、兵庫県神戸市にありまして、あの地域の全ての小学生がそこに学びに来ていて、地域の方、また海外からも含めて、様々な地域の方が防災センターに学びに来ています。
またもう一つ、公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構というのが現実には母体となっていて、ここが防災研究機関として災害文化の形成とか地域防災力の向上等を研究しながら、そこに例えば職員とか学校の先生とか、日常的に研究したものを発信し共有する、それがまた一つの防災センターともなっているということで、やっぱりこのような施設が宮城県にできなかったのは残念だなあというふうにちょっと私は感じたところであります。
ですので、この仕組みを今からつくるのは大変なことでもありますので、このような仕組みをある意味でいけば今回の複合施設の中にとどめていただきたいなというのが私の思いとしてちょっと起きてきました。やっぱり宮城県にはないので、例えば宮城県と仙台市がしっかりと連携を取って、東北大学の災害科学国際研究所等との連携、そして、できれば機構のようなものをつくって、ここが震災の記憶と教訓を検証する広域的な拠点として存在するんだと、このような考えを持ったらどうかと考えますが、本市の展望を伺います。

◯まちづくり政策局長

◯まちづくり政策局長  この中心部メモリアル拠点は、次の災害に備えて、人やまちが災害から立ち上がっていく力、そういったものを育む施設として、国内外にもそういったことを広げていく施設として検討を進めておるわけでございます。

その中で、やはり防災教育というところは、荒浜小学校などと機能を分担するところはもちろんありますけれども、メモリアル施設の中でも重要な視点であるというふうに考えております。

今委員がお話しになった研究の機構のようなものというところにつきましては、本市につきましては東北大学の災害科学国際研究所というところがかなり精力的に研究を進めておられて、やはり日本、そして世界的にも成果を出されていらっしゃるんだろうというふうに認識をしております。

災害研とはこの施設につきましても随時情報共有をさせていただきまして、この施設と、それから災害研の研究をつなげて何かできないかということも、様々なアイデア出しなども既に行っているところでございます。そうした連携をさらに深めてまいりながら、震災の経験と復興の知見、そういったものを共有、発信する施設となるように努めてまいりたいというふうに考えております。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  本当にこの施設はやはり可能性としては200年、300年ともたせられる可能性があるし、それぐらいの金額を投じていることは間違いありませんので、今局長を中心に、本当に皆様の力でいかにいいものを造れるか、非常に大事なところになっておりますので、ぜひ期待しております。よろしくお願いいたします。


出典:仙台市議会会議録検索システム(竹中栄雄議員の発言と、それに対する当局側の答弁)