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2023-02-27

竹中の全発言と、市の答弁 ・ 令和5年度 予算等審査特別委員会(第2日目) 本文

議会ウォッチ 2023-02-27
抜粋(3行要約は準備中)
  • ◯竹中栄雄委員  委員長、どうぞよろしくお願いいたします。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  委員長、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、令和5年度仙台市一般会計予算、第2款総務費第2項企画費に予算計上されております、スーパーシティ等推進事業について伺ってまいります。
一昨年の予特でも質問をさせていただきました。その際、私は、このまま応募すると仙台市が不採択になってしまうのではないかと思い、私見を述べさせていただきました。残念ながら予感が的中し、今回仙台市は不採択となりましたので、改めて採択へ向けて一助となればと思い、質問をさせていただきたいと思います。
今回2021年の公募が実施をされまして、31自治体から提案が集まりました。しかし、期待されたような内容が上がってこなかったということで、8月の第1回専門調査会で再提案を求めることが決まりました。それから、10月に28自治体が再提案をして、改めて選定が行われたということです。
やはり飛び抜けていたところが第1回目ではなかったということでいうと、まだまだ仙台も可能性があるのではないかと思います。その上で、2回目の選定でも落ちてしまいましたけれども、本市はこのスーパーシティ不採択のその理由をどのように認識されているか伺います。

◯プロジェクト推進課長

◯プロジェクト推進課長  本市のスーパーシティ構想は、東北大学との連携の下、学都仙台の知的資源を最大限に生かした取組であり、国からはこの点を評価いただいたものと認識しておりますが、一方で、昨年3月のスーパーシティ区域選定において選定された大阪府・大阪市、つくば市と比較しますと、本市は、規制改革案の合意件数が少ないなどの理由から、選定されるには至らなかったものと考えております。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  それでは、採択されたつくば市、大阪市はどんな構想があって、そして、どんなポイントで採択されたと本市は認識しているか伺います。

◯プロジェクト推進課長

◯プロジェクト推進課長  つくば市の構想では、科学技術を結集したインターネット投票の実施、障害を抱えた方や高齢者でも自由に移動が可能となる移動支援モビリティロボットの実現、ドローン移送飛行の実装などの取組を掲げております。

また、大阪府・大阪市は、2025年大阪・関西万博開催を契機として、空飛ぶ車の開発やAIを活用した健康増進プログラムの提供による未病対策、気象予報の実現などの取組を掲げています。

これらの取組の熟度や規制改革案の合意件数などを勘案の上、両団体が選定されたものと受け止めております。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  今伺ったとおり、つくば市は今の御説明以外にも、以外にもというか、エアドローンの配送とか自動走行バス、パーソナルモビリティ、いろいろありました。大阪市は、何といっても大阪・関西万博に合わせて開発される、夢洲という広大な実験場で空飛ぶ車を運行すると、すなわちエアタクシーを実装するということで、これは非常に大きな目玉だったと思います。
では、仙台市は何を一番の売りとしようとしていたのか伺います。

◯プロジェクト推進課長

◯プロジェクト推進課長  本市のスーパーシティ構想の特徴は、東北大学との連携の下、学都仙台の知的資源を最大限に生かした取組となっている点にあるものと認識しております。

具体的には、市民エンゲージメントをコンセプトに、既に多くの住民が生活し働く東北大学キャンパスを一つのショーケースとして先端サービスを展開し、将来的には、キャンパスで実現できた最先端のものが、市民の皆様のふだんの暮らしの中にも取り込まれていくことを目指すものでございます。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  最終選定で重視されたのは、各自治体提案の熟度というふうに言われています。今回の指定から漏れた場合であっても、落選ではなくて、提案の熟度が高まり次第、指定について改めて検討するというふうに言われております。
では、この熟度というのは何なのかというと、一つは規制改革、大きなテーマ、もう一つは先端的サービスの事業、この二つがどうなっていくか、これが重要だというふうに言われています。
私が簡単に言うと、あっと言わせるような目玉、テーマがあるのかないのか、何でもできるような実験場を用意できるのかできないのか、これが大きな2点だと思っています。
28自治体のおよその構想案を私見ましたが、大体似たり寄ったりの平均的な内容であります。やっぱり、あっと言わせられたのは大阪市の空飛ぶ車、これはすごいなというふうに感じたところであります。
それでは、今回仙台市どうだったか、今総括していただきましたが、少しつくば市の構想に似ているところがあるのではないかと思います。大学キャンパス内での実装を想定している、これ筑波大学と一緒ですね。しかし、私も以前の予特で指摘させていただいたとおり、生活感からは少し遊離したところがある、こういうふうにも判断されたのではないかと思います。
つくば市は、筑波大学を中心に、デジタルスマートキャンパスというテーマを大きく掲げました。これと、もう一つ、つくばスーパーサイエンスシティ構想、もう一方、大きなテーマを持って、こちらのほうは具体的に市民の生活向上を実現しようとした、この両方の構想を両立させようとしました。生活に根差した実験場が必要だと思います。もう少し市民生活に根差したエリアにも拡大すべきだと思いますが、御所見を伺います。

◯まちづくり政策局長

◯まちづくり政策局長  スーパーシティの選考が3月末にございまして、5月に、御指摘ありましたように、大阪の取組は万博もあってまた特別なものかと思いましたけれども、本市と似ている、筑波大学とつくば市、私ども東北大学と仙台市ということで、大学を生かしたという部分が同じでございますので、東北大学の関係の先生方と一緒につくば市のほうにお邪魔したところでございます。

私どもは、東北大学のキャンパスをフィールドに据えて、それをキャンパスの外に広げるというようなことを目指しておりましたけれども、つくば市の場合には学園都市という都市の性格がありまして、十数年前、15年以上前から都市をフィールドにして、大学と研究を生活の中に展開していくというような取組について、やはり私どもより一日の長があったのかなというふうに思って、東北大学ともお話をしております。

現在、スーパーシティの公募が行われない状況が続いておりますので、2月のデジタル田園都市の国家構想交付金に係る計画の策定がございました。この際には、市内全域のほうで展開できるものということで、デジタルを活用した複数のサービス実装を目指して検討を進め、提案を応募したところでございます。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  ただいまありましたとおり、市内全域にその場を広げようという話がありました。ただ、今話ありましたとおり、つくば市は一日の長がありまして、同じことをやっても、仙台市がつくば市に追いつくことはないんですね。全く同じことをやって、そこを目指していては、私はスーパーシティ構想を仙台では実現できないと思うわけであります。
令和3年の予特で、私は沿岸部に最先端の防災まちづくりの提案をさせていただきました。改めて、今回は少し角度を変えた提案をさせていただきたいと思います。
現在、若林区沿岸荒浜地区の集団移転跡地の利活用事業、少しずつ前進してきておりますが、まさに目玉として期待されていた事業が撤退してから、そこが広く空いたままになっているはずです。広大な3ブロック、約10.6ヘクタールが空いているままとなっているはずであります。
そこで提案したいのが、そこに防災テクノロジーを中心としながらも、それにとらわれない先進技術のスタートアップ拠点、実験場をつくるのはいかがかと思います。最先端の防災テクノロジーの開発環境こそ仙台市の強みになるはずです。今、本市が進めているBOSAI-TECH、これが響き合うんだというふうに思います。BOSAI-TECHイノベーション創出促進事業、この取組と現状を伺いたいと思います。

◯経済局長

◯経済局長  BOSAI-TECHにつきましては、防災関連産業の創出や仙台防災枠組の理念の実現に向けまして、産学官金連携により、企業によるテクノロジーを活用した新たな製品やサービスの開発を支援するものでございます。

昨年度設立いたしました情報共有や連携促進のためのプラットフォームには、これまで160以上の企業や自治体等に参画いただくなど、取組は着実に広がりを見せております。

今年度におきましても、市内の避難施設や沿岸部等、多様な実証フィールドの提供や、近隣自治体と連携した実証実験などに取り組んできているところでございます。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  今、BOSAI-TECHを進めている、この事業が私は非常に響くものだというふうに思っています。しかし、このBOSAI-TECH、どこでやっているのかとか、現実いうと、どこに行けば分かるのかというと、なかなかつかみづらい内容になっています。私は、これの拠点をつくると、誰もがここに行けば、そのやっている進捗状況が分かると、こういうふうに研究が進んでいる、分かりやすくなるというふうに思います。防災分野の取組こそが仙台の強みであり、目玉であるべきです。
したがって、今、ナノテラスの青葉山にもリサーチコンプレックスが形成されるということでありますけれども、沿岸部にもリサーチコンプレックスを形成するのはどうかと思います。防災テクノロジーを向上させるスタートアップ企業をどんどん誘致して、そして、そこに企業の集積地をつくって、そこにもう一つ、最先端の防災モデルルーム実験場を提供すべきではないかというふうに思います。
人は住むことができないので、モデルルームでいいです。例えば、ドローン用のヘリポートが完備されているような家ですね、こういうのを有名なハウスメーカーに競って造ってもらう、ごみ箱に捨てれば自動で集積場に流れていくような仕組み、こういった最先端のモデルルーム、これを沿岸部に造ったらどうかと、こういうふうに考えるわけであります。防災をスーパーシティの柱にすべきであると考えますが、御所見を伺います。

◯まちづくり政策局長

◯まちづくり政策局長  本市では、これまでも、指定避難所への太陽光発電システムによる災害時のエネルギー確保ですとか、御指摘のありましたBOSAI-TECH事業など、防災環境都市づくりを進めてまいりました。

デジタル田園都市国家構想の実現に向けて、こうした取組を深化させることが重要という考えの下で交付金計画の策定を進めてまいりましたが、御指摘のようにこのような防災を中心とした取組というのは、スーパーシティ構想の実現に非常に、本市の特性を生かすという意味で意義があるものと考えております。

また、防災については参画企業の関心も高く、スーパーシティ構想推進協議会の中で、防災を柱とした議論も行われております。

そういった中で、リサーチコンプレックスを沿岸部にもという御提案ありましたが、当面、都市計画などの面でも、青葉山へのリサーチコンプレックスの誘致というのを一義的に進めようということは、今ナノテラスを中心として、大学、そして東経連や宮城県とも連携して進めておりますので、そういったところと、一方では、また福島のほうでも、国のほうでそういった規制緩和の内容等について実験的な取組があって、そちらのほうも、東北大学も含め多くの企業も参加しているというところもございます。そういったところと仙台市が連携をして、うまくそこの知見を取り込みながら、今後のデジタル田園都市、あるいはスーパーシティ構想のほうへつなげていけるように取組を強めてまいりたいと考えております。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  ちょっと市長にも、最後、御決意を伺いたいと思いますが、シリコンバレーを御覧になってきました。仙台市はそれに近いと、特にシリコンバレーは沿岸部、あっちは広大な土地ですけれども、ある意味でいけば、この仙台にも次世代の技術を開発して、その技術が世界を牽引する、そういった時代が仙台から、仙台につくっていくことが望みでありますし、市長もそのように思われているかと思います。
やはり目に見える形にすることが大事だと思っています。ビルド・バック・ベター、創造的復興、多くの被害を受けたこの被災地が、目に見える大きな価値を生み出している、こういうふうにしていくことが最も大事だというふうに思います。これができ得れば、必ずスーパーシティも採択されるものと確信しますが、市長、御決意はいかがでしょうか。

◯市長

◯市長  防災環境都市を標榜する本市にとって、そしてまた東日本大震災を経験した百万都市として、防災というワードというのはとても大切なものだと思っておりますし、BOSAI-TECHで様々な取組もこの間進めてきたところでございます。

今、議員御指摘いただきましたけれども、沿岸地域に実証実験の場ということについての御提案だったようにも思いますが、それらも、その是非は置いておくとして、私自身も重要な視点だというふうに思っておりますし、この間も取組を進めてまいりましたけれども、さらに精度を上げて、スーパーシティ構想を実りあるものにできるように、そして国からもそのための財政的な御支援をいただけるように、しっかりと取り組ませていただきたいと存じます。


出典:仙台市議会会議録検索システム(竹中栄雄議員の発言と、それに対する当局側の答弁)