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2022-02-25

竹中の全発言と、市の答弁 ・ 令和4年度 予算等審査特別委員会(第3日目) 本文

議会ウォッチ 2022-02-25
抜粋(3行要約は準備中)
  • ◯竹中栄雄委員  委員長、よろしくお願いいたします。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  委員長、よろしくお願いいたします。
私のほうからは、音楽ホール基本構想策定、(仮称)文化芸術推進基本計画策定検討について伺います。
私は、令和元年度決算等審査特別委員会にて、震災メモリアル施設と音楽ホールを一体化して整備することを提案いたしました。また、さらに令和2年第4回定例会の代表質疑では、震災メモリアル施設と戦災復興記念館も音楽ホールと合築して建設してはどうかと言及をさせていただきました。震災メモリアルについては、提案どおり合築となることを評価するものであります。
一方で、戦災復興記念館については採用されなかったようですが、この戦災復興の記録保存、展示機能についての一体化は検討されたのでしょうか。また、別で造るならどのようにするおつもりか伺います。

◯協働まちづくり推進部長

◯協働まちづくり推進部長  戦災復興記念館は、本市の戦災復興の歴史とそれに携わった方々の御苦労や御貢献につきまして語り継いで、平和への思いを希求する場として大きな役割を果たしてまいりました。将来に向けたその記録保存や資料展示の機能につきましては、様々な関係者の皆様の御意見などを伺いながら、今後その在り方を検討してまいる予定としております。

音楽ホールとの複合整備は想定しておらないところでございますが、まずは関係資料の適切な保存や効果的な展示、体験の継承や平和学習に係る現状や課題等を整理するなど、丁寧に取り進めてまいりたいと存じます。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  戦争と暴力、今も本当に大事な局面になっておりますが、この戦争と暴力に対局にあるのが芸術文化であります。そういう意味では、やはり親和性はあります。まだ検討の余地があるなら御検討もいただきたいと思います。
続いては、どうしても理解ができないのがこの小ホールです。大ホールと今回小ホールを設置するとのことであります。本市には数多くの小ホールが存在しております。需要調査をされたと思いますが、どこを判断してこの小ホールを建設することになったのか。財政面ではなく、中ホールより小ホールの必要性、どこにあったのか、理由をお示しください。

◯文化スポーツ部長

◯文化スポーツ部長  小ホールということで申し上げますと、500席の小ホールを有する市民会館、また、270席の記念ホールを有する戦災復興記念館につきましては、音楽ホールの開館後は施設の更新を行わない方針としてございます。

こうした小規模のホールは、市民の皆様により盛んに使用されている状況にございます。また、コンクールや大会など、施設全体を使用する大型イベントにおきましては、大ホールを補完するサブホールの機能が求められますので、地域における文化芸術の総合拠点として、音楽ホールには小ホールを備えることを想定しているところでございます。

また、中ホールという点につきましては、青葉山交流広場の近隣には1,235席を有します東北大学萩ホール、こちらもございますので、こちらとの連携のほうも図ってまいりたいというふうに考えてございます。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  今何となく御説明をいただいたのですけれども、これはやはり今回議論、これ深めると難しいのですが、ただ1,500席から1,800席ぐらい、本当はこれぐらいのホールがすごく重要、仙台市には必要なのです。そう考えると、県民会館がなくなったらなくなってしまいます。唯一1,500席に近いのはイズミティとかになってきますけれども、いわゆる1,000席台、非常に少なくなってしまう。ここについては本当にまだまだ検討の余地があるのではないかというふうに思っています。小ホールが本当に求められているかどうかというのは、私はちょっと理解がまだできないところで、もしも必要性から考えないで経費の側面から大ホールと小ホールにしましたという感覚がもしもあるのでしたら、やはりどうしても箱物と言われかねませんので、しっかりとその需要をもう一回確認してからこの構想を練っていただきたいと求めるものであります。
さて、市長は、本市が目指すホールは最高の生の音源の響きの中で国内外の著名なオーケストラやオペラなどに触れられる場であり、また、市民の皆様が多様な文化芸術活動を展開する我が国トップクラスの総合的な拠点でございますと言われておられました。郡市長はトップクラスのホールと言われました。このトップクラスとは一体何位ぐらいなのか。トップと言うからには1位を目指されているのか、それとも3位ぐらいでもいいのか、それとも10指を目指しているのか、ここについて伺いたいと思います。
例えば、日本では有名なところからいくと、サントリーホール、東京文化会館、東京オペラシティ、Bunkamuraオーチャードホール、NHKホール、東京芸術劇場、すみだトリフォニーホール、首都圏を入れると横浜のみなとみらいホールもあります。ミューザ川崎のシンフォニーホールもあります。さいたま芸術劇場もあります。地方に行ったら札幌のKitaraもあります。そして兵庫県の県立芸術文化センター、滋賀のびわ湖ホール、たくさんあるわけです。もうこれだけも10をとうに超えているわけです。一体市長が考えるトップクラスとは何位ぐらいなのか、ぜひ教えていただきたいと思います。

◯市長

◯市長  今、竹中委員から幾つか著名なホールを御例示いただきました。サントリーホールは1986年開館以来、ずっと長いこと日本のクラシック音楽業界を牽引し続けております。そのサントリーホールはじめ、多様な舞台芸術を創造、発信し、我が国最高峰の文化芸術の拠点と称されております、先ほども御紹介ございました兵庫県立芸術文化センターなど、ホールの音響性能が大変高い、質の高い事業展開も兼ね備えているホールなど、いろいろあって10指でも足りないぐらいだろうというふうに思うところです。

本市の音楽ホールにつきましても、世界に誇れる文化芸術の総合的な拠点を目指して検討を重ねているところでございまして、そのような私の思いも表すのに、改めてトップクラスというふうに表現をしたところでございます。品格のある空間の中で最高の音響に直接触れられる場というハード面のみならず、市民の皆様方の様々な文化芸術活動がさらなる飛躍ができる、そういう舞台というソフト的な意味においても、国内の名立たるホールに匹敵するような、世界に誇れるトップクラスの音楽ホールを目指してまいりたいと存じます。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  やはり今伺っても、恐らくトップ10、トップ20、もしかしたらそこに入るのが難しいぐらいかもしれません。そうすると、やはり、今、金沢市にも立派なホールあります。新潟市にも立派なホール、福岡市にもあります。そうなると、どんどん仙台市がトップから離れていって埋没していってしまう、やはりそういうことをしっかり考えなくてはいけないというふうに思うわけです。
兵庫県立芸術文化センター、これは市長が目指しているホールですが、2005年の開館、建設費約200億円、管理運営費で年間9億円ぐらいと言われております。2017年、僅か12年後に大規模改修が必要になり20億円を計上しております。イズミティ、今回大規模改修ですが、50億円弱かかっているかと思います。
仙台市の音楽ホールも長いスパンで考えれば大きな経費となっていきます。60年も経ればどうしても古くなってしまいます。今回宮城県民会館も60年ぐらいで閉館になるかと思います。そう考えると、この音楽ホール、60年後には閉館する、そのときに人口減少局面で建て替えられるのか、そう考えると非常によくよく考えなくてはいけないと思います。仙台市の音楽ホール建設によって、この役目を終える閉館まで総額どれぐらい投資することになるのか、それを伺いたいと思います。

◯文化スポーツ部長

◯文化スポーツ部長  音楽ホールのライフサイクルコストということでのお尋ねでございますけれども、今後基本構想の段階で建設事業費の概算額を算出するということとなりますので、現段階で大規模改修工事ですとか、管理運営の費用も含めたトータルのコスト、こちらを現段階でお示しするのは、いささかちょっと難しいところではございます。施設の長寿命化に関するマネジメントを適切に行いまして、1年当たりのコストが縮減されるよう努めてまいりたいというふうに考えてございます。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  分かりました。明確にはお答えになりませんが、恐らく私が本当に手計算でしても、やはり総額で700億円ぐらい、最終的には60年間ぐらいたつとかかってくる可能性もあるのではないかと思います。その規模感も含めて、あらかじめ認識して基本構想は練り上げていただきたいなというふうに思います。
そう考えると、やはり中途半端になってしまうというのが一番いけないと思います。先ほど市長は世界に誇れると言いました。世界に誇れるということは世界と戦える、オリンピックで戦える人というのは日本で1位、2位、3位ぐらいの人でないと戦えないわけです。そういう意味でいくと、思い切った、やはり世界一を目指せるようなホールを造るということが大事ではないかと思っております。本当に藩主伊達政宗公だったら、それぐらい派手な世界一を目指そうと言われたのではないかと想像するわけです。
世界一のコンサートホールといえばウィーンの楽友協会ホールが有名だと言われています。また、コンセルトヘボウのホール、また、ボストンのシンフォニーホール。劇場でいいますとミラノ・スカラ座となっていきますが、例えば、ウィーン楽友協会ホールは1870年に造られました。今150年ぐらいたっております。コンセルトヘボウも130年ぐらい、そしてシンフォニーホールも120年です。ミラノ・スカラ座に至っては1778年の建設ですから約240年たっております。パリ・オペラ座は150年ぐらい、アルゼンチンのコロン劇場だって110年ぐらいたっているわけであります。
全国にあふれるような、60年で寿命を迎えるようなホールを建ててしまうよりは、この世界一のホールを建てて200年、300年もたせれば、先ほど言っていたライフサイクルコストとしては下がるのではないかと思いますが、このような考え方について御所見を伺います。

◯文化観光局次長

◯文化観光局次長  今、委員から御例示があった世界有数のホールでございますけれども、これらは地元の市民の皆様はもとより、世界の音楽愛好者から評価されたがゆえに、100年を超えるような長きにわたって存続をしてきたものと思います。建築の工法や構造などによりまして物理的な限界はあろうかと思いますけれども、多くの皆様から愛され、末永く存続してほしいと願われるような施設を目指してまいりたいと考えてございます。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  もう一方、反対の意見も申し上げます。
例えば、劇団四季は各地に専用劇場を建設しております。建設費は多く、約20億円から30億円で建設しております。しかし、劇場をすごく楽しめますし、不快さを感じるわけではありません。その都度最新設備を更新して造っていっております。時代に合った最新の設備を更新していくわけであります。建て替えもちゅうちょなく行うことができます。
しかし、今回青葉山に建設するということが決まった以上、本市のホールは重厚さが必要だろうというのはよく分かります。であるならば、建物外枠だけを重厚に整備して、この内装、内部に関してはその都度更新できるようなものとして経費を抑える、正反対の意見ですが、このような考え方についてはどう考えるか御所見を伺います。

◯文化観光局次長

◯文化観光局次長  御提案のような施設の整備につきましては、生の音源のための優れた音響性能を実現する上では技術的な課題があるものと認識をしております。また、我が国トップクラスのホールづくりを目指す上で、青葉山エリアの周辺環境との調和、そして、建築物そのものが持つ風格というものも重要な要素になってくるものと存じます。

一方では、財政負担の軽減のために、可能な限り整備費を抑えるという努力も行ってまいりたいと考えております。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  話が変わりますが、劇団四季さんはロングラン公演、仙台市も主催に名を連ねております。現在、県民会館を拠点としておりますが、もし音楽ホールが完成した際には、もし要請があった場合、ロングラン公演を受け入れるつもりがあるのか。数か月にわたるロングラン公演の受入れは基本計画では検討しにくく、トップ判断かと思います。私も含めて、劇団四季を愛する方が多いとともに、一方では、ほかの興行主や市民にとっては大きな影響を受けます。方向性を伺います。

◯文化スポーツ部長

◯文化スポーツ部長  音楽ホールの大ホールにおきましては、クラシック音楽や合唱、吹奏楽など多様な音楽に加えまして、オペラ、バレエ、そしてお尋ねのミュージカルなど様々な舞台芸術の利用を想定しているところでございます。

劇団四季のロングラン公演の受入れの有無ということでのお尋ねでございますけれども、大ホールの予約状況ですとか、ほかのイベントの開催との兼ね合いなどを踏まえる必要がございますので、施設の運営段階において状況に応じて判断されるものというふうに考えてございます。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  ロングラン公演を受け入れる場合は、今は県民会館でも様々大改造したり、原状復帰させたりとか、いろいろな状況があるかと思います。やはり事前にしっかりある程度決めておかないといけないことだと思いますので、よろしくお願いいたします。
話を戻しますが、ホールの建設は最低でも数十億円からであり、安い金額で建設することはできません。どんなに建設費がかかっても、先輩議員が質問されたように、投資以上に稼げるホールになれば誰も文句は言わないと思います。民間の活力を使い稼げるホールを目指す、このことは努力をしていっていただきたいと思います。
しかし、なかなか現実にはハードルが高いと予想されます。であるならば、たとえ現金で戻ることはなかったとしても、その投資額に見合った果実が必要となっていきます。その果実とは一体何であるのか、これを明確にしていただきたいと思いますが、御所見を伺います。

◯文化観光局長

◯文化観光局長  音楽ホールは、交流人口の拡大にも資することを目指しております。集客力のある公演を多く開催いたしますとともに、常に人々が集い交流する施設となるように、今後民間の皆様の知恵もお借りしながら効果的な運営に努めまして、地域経済に大きな波及効果をもたらす施設となるように取り組んでまいります。

また、こうした経済効果のみならず、本市の特徴である実演芸術、そして市民文化のさらなる振興の拠点として、市民の皆様による多彩な文化芸術活動をさらに発展させる、そして、その文化芸術の力を地域社会の課題解決にも生かしていくと、そうした拠点としての音楽ホールを目指していきたいというふうに考えております。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  おっしゃったとおり、私もやはりまちづくり、そういったものに文化芸術が根底に入ってくる、これが大事なことだと思います。やはりこの仙台から多くのアーティストが生まれて、芸術文化が生まれて、それが世界中に広がって、それを見にまた仙台に戻ってくる、こういうことが生まれてくれば、音楽ホール、その拠点としてすごく重要な意味があるのかなと思います。
そういう意味からすると、この音楽ホール基本構想の策定とともに、(仮称)文化芸術推進基本計画、これが大事になってくると思います。音楽ホール基本構想と文化芸術推進基本計画、これが同時にスタートしますが、どのような関係になっているのかお示しください。

◯文化観光局長

◯文化観光局長  音楽ホールにつきましては、ただいま申し上げましたように、仙台の実演芸術、市民文化のさらなる振興の拠点としての役割、そして、文化芸術を通じた創造的なまちづくりの推進拠点といった役割が望まれていると考えております。

したがいまして、文化芸術推進基本計画の策定に当たりましては、こうした音楽ホールに求められる役割などを十分に踏まえまして、当該計画にしっかりと位置づけられるよう、それぞれの議論を双方向に反映させながら検討を進めてまいりたいと考えております。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  文化芸術推進基本計画、恐らく検討委員会が発足すると思いますが、これは何人ぐらいで、どのようなメンバーで構成されますでしょうか、伺います。

◯文化スポーツ部長

◯文化スポーツ部長  計画の策定に当たりましては、新年度は市民アンケートや様々な文化芸術関係者へのヒアリング調査を行い、年度後半に有識者で構成する検討委員会を設置する予定でございます。委員の人選、具体的な人選は今後の作業となりますが、現段階では10名程度を想定しておりまして、文化政策の学識経験者や文化芸術活動の関係者、また、まちづくり関係者なども含めて検討してまいりたいというふうに考えてございます。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  やはり10名ぐらいだとかなり少ないと思うのです。今回私もコロナ禍で文化芸術、これを行政がうまく把握できていなかったということをすごく実感をしました。この文化芸術は本当に幅広くて、物すごく多彩で、そして、いろいろな立場の方がいらっしゃるというふうに思います。
そして、特に私が見逃されていたなと思った方は、大きな組織となっていないようなプロフェッショナルの方、個人で努力しているシンガーソングライター、ピアニスト、小さな劇団の団員、アマチュア合唱団を教えているプロの指導者、こういった方々、全く見落とされていました。また、音響、照明、舞台をなりわいにする小さな技術会社、こういった方、また、運営する専門の会社、なかなか声が届かなかったところがあります。その方々こそ仙台市の文化芸術に貢献する本当に大事な方々だと感じました。本当に幅広い意見を酌み取るためにはどのように取組をされるつもりか伺います。

◯文化観光局長

◯文化観光局長  よりよい計画づくりを進めていく上では、本市で熱心に活動されている方々をはじめといたしまして、文化芸術をなりわいとしている幅広い方々、そうした方々の御意見を伺っていくことが重要であるというふうに考えております。

市民アンケートや市内外の文化芸術関係者の皆様へのヒアリングにおいて、お考えを伺ってまいる考えです。また、検討委員会での議論にも加えまして、市民参加型のシンポジウムなどの催し、それからパブリックコメントなども通じまして、より幅広い市民の皆様から御意見を頂戴し、計画づくりを進めてまいりたいと考えております。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  しっかりと小さな声を聞く体制づくりをお願いいたします。
偉大な芸術は、一たび脚光を浴びれば大きな経済効果をもたらし、多くの交流人口を生み出し、まちづくりの基盤にさえなり得るものだと思います。そのような文化芸術の要覧に音楽ホールはなってほしいと念願するものであります。
恐らく音楽ホールが建設された後は数億円のランニングコストがかかっていくとして、どんなに使用料を高くしたって回収できるのは何割かぐらいです。そして、使用料を高くしたらさらに稼働率が下がってしまう、こういうことがあります。例えば、思い切って民間と知恵を出し合って、もう無料貸出しができるようなぐらい何か思い切った、あっと言わせるような振り切ったホールを造っていただきたいと念願するものであります。
文化芸術は誰もが楽しむべきものであり、多くのアマチュア愛好家が増えればプロを目指す芸術家も増えます。そのプロとして駆け出し始めている方を行政が支援できるような文化芸術推進基本計画であり、音楽ホール基本構想であってほしいと思います。
最後に、市長の御決意を伺って終わりたいと思います。

◯市長

◯市長  ありがとうございます。やり取りを聞かせていただいて、本質的なところを突いておられるなというふうに感じたところでもございます。

本市におきまして、文化芸術関係者の皆様方は町の魅力づくりの重要な担い手でございます。こうした人材のさらなる発掘、育成というのは、この町の未来に向けた投資でもあって、文化芸術推進基本計画において不可欠な視点であるというふうにも考えております。音楽ホールにつきましても、あらゆる市民の皆様方に文化芸術に親しんでいただく機会を提供するとともに、より高いレベルを目指す志の高い方々を後押しする場ともなることが肝要だと、このように考えます。多くの方々からお知恵をいただきながら、文化芸術に立脚したまちづくりを進めていくための計画づくり、施設づくりを進めてまいる所存でございます。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  私からは、子供の貧困対策推進、子供の居場所づくり支援、子ども食堂運営団体への助成について伺いたいと思います。
私も、これまで幾つかの子ども食堂に参加をさせていただいております。各食堂において工夫を重ね、子供の貧困対策のみならず、地域の方々の笑顔のためにコミュニティーづくりに尽力されている姿に、いつも頭の下がる思いであります。
仙台市では、このような事業を支援するために助成を行っております。概要をお示しください。

◯子供家庭支援課長

◯子供家庭支援課長  当事業は、食事の提供に加え、学習支援や異世代交流等を行う子ども食堂活動への経費助成等の取組として仙台市社会福祉協議会と連携し、平成30年度より実施しているものでございます。

新規立ち上げの団体には事業費の5分の4以内、上限額35万円と設定し、申請回数に応じて助成割合を段階的に低減させ、5回目の申請時は事業費の2分の1以内、上限25万円を助成するものでございます。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  これまで申請した団体数と現在継続している団体数をお示しください。

◯子供家庭支援課長

◯子供家庭支援課長  これまでの助成団体数は、平成30年度が25団体、令和元年度34団体、令和2年度37団体、令和3年度40団体となっております。このうち、現在も継続している2回目以上の申請団体は30団体となっております。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  今御説明あったとおり、この助成事業は、申請1回目、2回目の団体は5分の4助成してもらえます。3回目、4回目で3分の2まで落ちます。そして5回目申請すると2分の1、半減されてしまうということになります。特に5年を過ぎた団体が2分の1となってしまいまして、存続していくにはハードルが高くなっていくと思われますが、例えば、令和3年度に4回目を迎えた団体というのはどれぐらいあるのか伺います。

◯子供家庭支援課長

◯子供家庭支援課長  令和3年度の助成団体40団体のうち申請回数が4回目となるのは17団体でございます。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  ということは、この17団体は令和4年度、次の申請で半額になってしまいます。子ども食堂は、食材費などどうしても必要な経費は発生します。思いは強くとも、係る経費が増大していっては続けたくとも続けられないと思うのですが、御認識を伺います。

◯子供家庭支援課長

◯子供家庭支援課長  当事業の開始に当たりましては、運営団体の将来的な自立を支援する目的から、5年間の事業として助成割合を申請回数に応じて低減する枠組みとしたものでございます。このため、子ども食堂運営団体の自立した活動に向けた支援として、食材等の寄附の確保や運営のノウハウに関する情報提供、活動団体相互のネットワーク化などの支援を行ってきたところでございます。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  この子ども食堂のボランティアさん、ネットワーク会議というものを開いて意見交換をされているそうです。御要望、課題となっているのはどのような点かお示しを願います。

◯子供家庭支援課長

◯子供家庭支援課長  ネットワーク会議や今年度運営団体に対して実施したアンケート結果では、令和5年度以降の本市助成金の継続や、子ども食堂の利用がより増えるよう効果的な周知の方法などについて意見をいただいております。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  私が現場で聞いたところによると、やはり食費や会場の費用、経費がかさんでしまうということが一番の懸案であります。やはり参加される人数、子供たちがいっぱい来てくれれば、やはり食材費も物すごくかさんでいくということになります。運営の悩みです。
また、経費の問題とともに大きいのは、来てもらいたい対象に来てもらうことが難しいということです。すなわち、一番困っていて、一番おなかをすかせている子供たちに足を運んでもらうことがいかに難しいかということであります。ボランティアさんがやはり声をかけやすいのは御高齢者の方です。そして、特に集まりやすい状況が発生します。子供たちに声をかけたいが、なかなか周知を図ることが難しいということになります。例えば、子供たちを呼ぼうとすると親を頼る。親に声をかける。そして子供を引っ張ってきてくれるということは、非常に情報を受けやすい親、親がしっかりとしていて、すなわち貧困ではない子供たちのほうがより来やすい環境となってしまうのであります。
そんな中、私はある子ども食堂に伺ったときに、他に類がないその運営の在り方に驚きました。通常、子ども食堂は1か月に1回程度の開催が多くなっております。本市も2か月に1回開催するのが規定になっております。しかし、その子ども食堂は2週間に1回開催しています。少し前までは1週間に一度開催をしておりまして、さらには、おなかがすいていた子供が来たら、そのときに応じて豚汁を作って提供していたのであります。実は、この子ども食堂は小学校の真ん前にある駄菓子屋さんで開催をされているのです。もともと子供たちが多く集まってくる駄菓子屋さんで、週に一度、豚汁とおにぎりを希望する子供たちに配付をしており、私が入ったときも五、六人の女の子たちがおにぎりと豚汁を食べながら談笑していると、ストーブを囲んで談笑しているという状況でした。新たに男の子が2人入ってきて、おばちゃん、豚汁2個ね、そしておにぎり、僕は食べないから、この子1個食べるよと言うのです。その状況には何の気兼ねもなく入ってくる子供たちがいました。
しかし、この子ども食堂も運営が滞る可能性があります。それは、この駄菓子屋さんは営利団体、営利企業のため、非営利団体として別のグループを立ち上げて開催しているものの、会場費も、そのときの燃料代も、電気代も、経費として一切認められないということになっております。どうして経費が認められないということになるのか、理由を伺います。また、光熱費を案分での経費として認めることを検討してはいかがかと思いますが、御所見を伺います。

◯子供家庭支援課長

◯子供家庭支援課長  子ども食堂を行う場所が飲食店などの場合、飲食店としての活動と子ども食堂として行う活動に係る光熱費についての明確な案分が難しく、また、費用精算時の確認も難しいことから助成対象外としているものでございます。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  子ども食堂を運営しますと、やはり豚汁、おにぎり、無料提供します。子供たちはそれを食べて帰りますので、やはりほかのものは食べないで帰る。駄菓子屋の駄菓子としての売上げもどんどん下がっていく。でも、それを分かった上で来ているわけであります。それを、当然のように人件費も認められない中、毎年運営費の助成が削られており、1週間に一度開催できていたものが2週間に一度となり、毎日でも対応したいと願っているものが結局できなくなっていっているわけであります。
子供は1か月に一度おなかがすくわけではありません。毎日おなかがすきます。駄菓子屋の特性から、裕福であろうと貧困であろうと関係なく子供たちはやってきます。しかし、運営のほうはその中で、子供たちと雑談の中から御両親の状況、家族の構成、生活の様子まで手に取るように分かるというのであります。この子は、今日は寒いから今豚汁を食べて帰るのだと。でも、家に帰るとお母さんが御飯を作って待っているからおにぎりは食べないで帰るのだと。これも分かるというわけです。この子は、豚汁もおにぎりもお代わりをして食べて帰るのだと。これは家の状況が分かる。そしていろいろなことをしゃべってくれるというわけであります。
私は、このような事業形態はとても子ども食堂の趣旨にかなう運営方法であり、このような子ども食堂を行政、また学校がつながって支援していくことは、子供の貧困対策の本質部分に触れることができるものではないかと感じるところであります。このような駄菓子屋など、ふだんから子供が集まる場所で子ども食堂を行うことは効果的と思うのですが、どのように所感を持たれるか伺います。

◯子供家庭支援課長

◯子供家庭支援課長  ふだんから子供が集まり、顔の見える関係ができている地域の商店などで子ども食堂を実施いただくことは、子供の見守りの観点から、子ども食堂事業の趣旨にかなう効果的なものと認識しております。

本市の子ども食堂助成事業は、営利目的の事業とすみ分けて活動いただくことが必要ではございますが、運営面の御相談にも応じながら対応してまいりたいと存じます。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  国の施策に、つながりの場づくり緊急支援事業というものがあります。これはどのような内容かお示しください。

◯子供家庭支援課長

◯子供家庭支援課長  国のつながりの場づくり緊急支援事業は、コロナ禍における孤独、孤立対策の観点から、困難を抱える子供たちを対象として、子ども食堂や学習支援といった居場所づくりをNPO等に委託して実施することで、行政等の支援につなげることを目的とした事業でございます。地方公共団体がこの事業を実施する場合、補助基準額最大250万円の4分の3を国が交付金として補助するものでございます。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  今いろいろ種々御説明をいただいたと思うのですけれども、状況として私が確認したところは、株式会社がこれを申請しても認められるという状況になっており、そして人件費も当然対象ということになっております。本市も、この事業を利用して子ども食堂への支援を行うことは検討されなかったのか伺います。

◯子供家庭支援課長

◯子供家庭支援課長  本市の子ども食堂助成事業は、運営団体からの要望も踏まえ、各団体の主体的な活動を支援しやすいスキームとして、本市が実施主体となる委託ではなく、助成金という形で始めているものでございます。本事業は、平成30年度から5年間を実施期間としており、次年度は同様の枠組みで取り組んでまいります。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  種々ありますが、たとえ営利団体であっても、その時間を削り、光熱費をかけて運営をしております。また、非営利団体であっても、やはりその労力に対する人件費については助成をしてあげてもおかしくはありません。仙台市の姉妹都市である宇和島市では、本市と似たスキームではありますが、子ども食堂の運営に直接必要な人件費、食材費、消耗品費云々とあって、報償費、その他市長が必要と認めるものとの規定があります。先ほどの国の事業でも人件費を認めております。宇和島も認めております。本市として、人件費、報償費、また営利事業者の会場費、光熱費も経費として認めるべきと思いますが、御所見を伺います。

◯子供家庭支援課長

◯子供家庭支援課長  本市の子ども食堂事業は、地域の皆様による自主的な市民活動のため、その人件費を対象経費としておらず、また、子ども食堂を行う場所が飲食店などの場合、飲食店としての活動と子ども食堂として行う活動に係る会場費や高熱水費についての明確な案分が難しいことから、助成対象外としているものでございます。

◯竹中栄雄委員

◯竹中栄雄委員  明確に分けられないからゼロにするという状況になっております。
今回の事業は、令和4年度までの事業となっております。実は、令和5年は決まっていませんので、このままいくとゼロになってしまうという状況になっています。来年度から子ども食堂に挑戦しようかなと思った団体も、また、これまで活動されてきた団体も、令和5年度以降にどうなるのか全く分からない状況で不安でいっぱいなはずです。それではやるにやれない状況が出ております。
市長に伺いたいのですが、やはり早急にこの私の種々申し上げた趣旨も取り入れていただいて、たとえ営利団体であっても参入しやすく、そして、できれば助成の額を毎年減らしていくようなものではなくて、ボランティア団体でも息長く助成を受けられるような、令和5年度以降の子どもの居場所づくり支援事業の在り方を検討し、発表すべきと思いますが、御所見を伺います。

◯市長

◯市長  子ども食堂は、この間、身近な地域において食事の提供ですとか、学習支援などの活動を通じて、子供たちの日常を支え、コロナ禍においても様々工夫を凝らしていただきながら継続していただいています。大変重要な取組でございます。

令和5年度以降につきましては、本市の子ども食堂事業の特色を生かしつつ、ネットワーク会議等でいただきました御意見も踏まえまして、様々な観点から事業の在り方について検討を深め、子供の居場所づくりに引き続き取り組んでまいりたいと、このように考えております。

〔佐々木真由美委員、質疑席に着席〕


出典:仙台市議会会議録検索システム(竹中栄雄議員の発言と、それに対する当局側の答弁)