- •◯竹中栄雄委員 決算、第3款第1項第4目文化振興費のうち楽都仙台推進、1400万円余りについて伺います。
◯竹中栄雄委員
◯竹中栄雄委員 決算、第3款第1項第4目文化振興費のうち楽都仙台推進、1400万円余りについて伺います。
まず、この事業の目的、概要はどのようなものでしょうか。
◯文化スポーツ部参事兼文化振興課長
◯文化スポーツ部参事兼文化振興課長 音楽の力によりまして、東日本大震災からの復興を支援することを目的としております。公益財団法人、音楽の力による復興センター・東北という団体への委託事業といたしまして、地元音楽家との協働によって復興公営住宅入居者等を対象とした音楽体験活動や、震災の月命日におけます復興メモリアルコンサートなどを行ったところでございます。
◯竹中栄雄委員
◯竹中栄雄委員 次に、この事業の具体的な内容について御説明願います。
◯文化スポーツ部参事兼文化振興課長
◯文化スポーツ部参事兼文化振興課長 平成30年度の事業内容といたしましては、復興公営住宅集会所に仙台オペラ協会の歌手の方などを派遣しまして、演奏の鑑賞のみならず歌唱練習や茶話会、こういうことも交えたうたカフェという事業を44回、未就学児とその保護者を対象とする音楽体験事業、音楽ひろばというイベントを4回、市民センターや集会所を会場としたミニコンサートを6回、地下鉄東西線荒井駅の仙台3.11メモリアル交流館や、同じく国際センター駅の青葉の風テラスを会場とした月命日の復興メモリアルコンサートを5回開催したほか、みやぎの「花は咲く」合唱団の活動支援等を実施したところでございます。
◯竹中栄雄委員
◯竹中栄雄委員 この音楽の力による復興支援の取り組みは、いつから実施しているのでしょうか。
◯文化スポーツ部参事兼文化振興課長
◯文化スポーツ部参事兼文化振興課長 震災後間もない、平成23年3月に仙台フィルハーモニー管弦楽団と市民の有志によりまして、音楽の力による復興センターが任意団体として設立をされ、仙台はもとより、岩手県から宮城県、福島県にかけての沿岸部で音楽による復興支援の取り組みが始められたところでございます。
本市といたしましても、設立以来、さまざまな協力を行ってまいりましたが、平成26年度からは、この復興センターの合奏の活動の一部につきましては、本市からの委託事業として実施をしているところでございます。
◯竹中栄雄委員
◯竹中栄雄委員 それでは、これまでの取り組みによってどのような効果が得られたとお考えでしょうか、お答えください。
◯文化スポーツ部参事兼文化振興課長
◯文化スポーツ部参事兼文化振興課長 平成23年の復興センター設立から、平成30年度末までで850回を超える復興支援のための演奏会を重ね、多くの方々を元気づけるとともに、復興公営住宅入居者等の新たなコミュニティーづくりや交流促進に寄与するなど、被災者の心の復興に大きな役割を果たしてきたものと認識をしております。
◯竹中栄雄委員
◯竹中栄雄委員 私も震災から数年にわたってさまざまな音楽文化事業にかかわってまいりました。仮設住宅での復興コンサートや小中学校でのコンサートにもかかわってまいりました。
小さなコンサートは、新たなコミュニティーを形成するのに非常に重要な役目を果たします。また、交流促進にも役立ちます。心の復興、心のケアに非常に重要な意味があるというふうに考えます。
一方、小さいコンサートはインパクトが弱くて、実際これだけ数をやって、850回やってきていて、ただ、市民の中、また被災者の中でこれを認知している、また、このコンサートを聞いたことのある人は非常に少ない、そういうインパクトが弱いというところがあるかなというふうにも感じております。やはり震災を絶対に風化させない、そして被災者の皆様に我々は寄り添い続けるんだ、こういうアピール力がちょっと小さいコンサートの積み重ねでも弱いというふうにも思われます。
令和3年3月には震災10年を迎えます。そのことを踏まえて、令和3年度にはより予算を大きく確保して、できれば、現在1400万円の復興コンサートの予算ということですけれども、倍増してさらに1400万円を重ねて、1400万円で大型イベント、そして小さなイベントを今のように1400万円ぐらいで開催するぐらいの大きな事業も実施すべきではないかと思いますが、御所見をお伺いいたします。
◯文化スポーツ部参事兼文化振興課長
◯文化スポーツ部参事兼文化振興課長 令和3年度は、皆様が震災からの10年という時間の経過を改めて振り返る年になるものと考えております。
こうした意味におきましては、民間を含めまして、さまざまな取り組みが企画をされていくだろうというふうに思います。
御提案の、より多くの方々に音楽を届ける事業の実施につきましては、この10年間の思いを皆様で共有する場として、また、これまでの御支援への感謝をあらわす場としても意義がございますので、どのような方法があり得るのか検討してまいりたいと考えております。
◯竹中栄雄委員
◯竹中栄雄委員 東日本大震災発災から8年半経過しました。ハード面での復興には多額の金額を投入してまいりました。それが現在、形となってまいりまして、いよいよソフト面、被災者の皆様の心の復興、心のケアが最も大事なときを迎えているというふうに言われております。重要性が本当に高まってきている、そのときに、今までハード面に使ってきた金額を考えれば、ソフト面に使っている金額が余りにも安いというか低いというか、という気がしてなりません。
文化、芸術は社会にとって必要不可欠なものであり、現在、検討が進められている音楽ホールも、文化、芸術の力で心の復興をなし遂げ、誰もが活気にあふれる社会をつくり出していくための拠点として、その力を発揮すべきものと考えております。
そのような意味では、震災10年を経過したことをもって予算を圧縮するとか縮小するとか、そういうことではなく、そこからさらに予算を増加させ、将来にわたって心の復興を充実させる取り組みを継続していくべきものと考えますが、この点について当局の見解を伺います。
◯文化観光局長
◯文化観光局長 音楽がほかの分野、例えば健康分野とか、例えば福祉分野、まちづくりの分野と連携するという事例が出ておりましたが、それはいわゆるソーシャルインクルージョン、または社会包摂という言葉で最近言われておりますが、まさに復興の過程においてそれが非常に発揮された例というのが東日本大震災における音楽ということだったんだろうというふうに思います。また、そういう思いが皆様にもあったということから、音楽ホールに対する期待というのが生まれたのかなというふうに考えております。
その音楽ホールでは、懇話会の中で、例えばホールという中に音楽がとどまるのではなくて外に行くべきであると、いわゆるアウトリーチですね、外に行って、依然としてやはり心の復興、そういったことを目指していくべきであるというようなことも議論されておりました。そういったことを踏まえまして、今後とも音楽または文化、芸術というのが実は総合的な政策であるということを十分踏まえながら、取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。
◯竹中栄雄委員
◯竹中栄雄委員 やはり本当にこれからも文化、音楽事業は最も重要な政策の一つになっていくというふうに思います。札幌のPMFの件とかピクニックコンサートとか、本当に市民がそうやって情操を豊かにしていく、そういう場面をつくっていくことがこれからの仙台市にとって、楽都仙台を目指す仙台にとって物すごく重要な意味を持つと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
以上です。ありがとうございました。
◯会長
◯会長 民主フォーラム仙台から発言予定の方は、質疑席にお着き願います。
〔貞宗けんじ委員、郷古正太郎委員、質疑席に着席〕
◯会長
◯会長 発言を願います。
出典:仙台市議会会議録検索システム(竹中栄雄議員の発言と、それに対する当局側の答弁)