点字ブロックの上で衝突・転倒 ── 視覚障害者の安全へ、地下鉄とバスの改善を求める
- •「地図を見入る人とぶつかった」「手押し車に足を取られ転倒した」──視覚障害のある方から寄せられた相談をもとに、地下鉄駅の点字ブロックとバスのICカードタッチ位置の改善を仙台市に求めました。
竹中の質問
視覚に障害をお持ちの方から相談がありました。地下鉄仙台駅西改札からあおば通駅に向かう途中、白杖をつきながら点字ブロックの上を歩いていると、ブロックの上で地図を見入っている人と衝突することがよくあるというのです。あるときは、手押し車が点字ブロックの上に置かれたままになっており、タイヤに足を取られて胸から倒れ込み、手押し車の持ち主も驚いてお互いに悲鳴を上げたということでした。
私も現場を確認しましたが、わずか5分ほど観察しているだけでも、点字ブロックの上で市内地図や地下鉄構内地図、広告看板の前に人が立ち止まっている様子が見られました。これは、それらの地図や看板が見やすい場所に、ちょうど点字ブロックが敷かれているためです。
この課題は2014年第2回定例会でも小田島久美子議員が取り上げており、当時は注意喚起の掲示を見直すとの答弁でした。しかし現状、点字ブロックの上には「立ち止まらないでください」とのA4サイズの掲示が低い位置にあるだけで、ほとんど気に留められていません。京都では点字ブロックそのものに注意書きが記載されている例があり、埼玉県のホームページでは「点字ブロックは視覚障害者の命綱」と呼びかけています。点字ブロックを通路の中央に移設するか、可能な限り分かりやすい表示を設置すべきだと訴えました。
あわせて、視野が極端に狭い視覚障害のある方がバスで通勤している中で、バスの種類によってICカードのタッチ場所が異なり、探せなかったという相談も紹介しました。健常者にとってはわずかな位置のずれでも、視覚障害のある方にとっては焦りを覚えるほどの大きな差になります。車種が違っても同じ場所と感じられる位置にタッチ場所を統一すべきだと求めました。
市の答弁
交通事業管理者(吉野博明)
地下鉄駅の点字ブロックについては、新年度に次期バリアフリー整備計画の取りまとめを予定しており、障害者福祉協会など関係団体からの意見を参考にしながら点字ブロックの位置の変更等についても検討を行い、順次改良に向け取り組むと回答しました。改良までの間は、案内図等を見る方が点字ブロックの上に立ち止まらないよう、駅構内でのアナウンスを継続するとともに、掲示の場所や大きさなどの工夫に努めるとしています。
バスのICカード読み取り機の設置位置については、障害者関係団体の意見も踏まえ、現在は位置を統一して設置しているものの、平成26年度までに購入した中古車両数台については構造上やむを得ず、それよりも少し高めの位置に設置されていると説明しました。初めて利用する方も含め、タッチ位置が分からず困っている場合には、乗車時にタッチせず降車の際に申し出るよう運転者が声がけするなど、お客様がスムーズに利用できるよう適切な対応に努めるとしています。
この記事は、仙台市議会の議事録をもとに要点をまとめたものです。実際の発言全文は議会ウォッチでご確認ください。
一次情報:2025-02-18 令和7年第1回定例会(第4日目)
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