- •◯竹中栄雄委員 震災の経験と教訓の継承、発信に向けた取り組み、防災環境都市の予算について質問させていただきます。
◯竹中栄雄委員
◯竹中栄雄委員 震災の経験と教訓の継承、発信に向けた取り組み、防災環境都市の予算について質問させていただきます。
鈴木広康団長から代表質疑でも取り上げられましたが、2022年防災グローバルプラットフォーム会合の仙台への招致について質問いたします。
まずは、その会合の内容に入る前に、2015年に仙台で開催された第3回国連防災世界会議を振り返りたいのですが、その概要をお聞かせください。
◯企画推進担当課長
◯企画推進担当課長 2015年3月に本市で開催された第3回国連防災世界会議は、世界の防災戦略等を議論する国連主催の国際会議であり、本体会議には185カ国の政府代表団など6,500人以上が参加し、一般公開のパブリックフォーラムには延べ15万人以上が参加するなど、日本で開催された国連関係の会議としては最大級のものとなりました。その成果としまして、2030年までの国際的な防災の取り組み指針となる仙台防災枠組が採択され、現在各国で枠組みに基づいた取り組みが進められているというところでございます。
◯竹中栄雄委員
◯竹中栄雄委員 今、お示しいただいたとおり、2015年3月に、当時の天皇皇后両陛下の御臨席のもと、国連事務総長、内閣総理大臣、仙台市長などが参加し、内閣府防災担当大臣が会議の議長として開催されました。この会議の第1回は、1994年横浜にて、第2回は2005年神戸での開催、そして第3回が仙台となりました。
この第3回の成果文書として、今ありました仙台防災枠組2015-2030では、四つの優先行動と七つのターゲットが合意されております。
それでは、国連防災グローバルプラットフォーム会合、国連の会合ですが、こちらの御認識をお伺いいたします。
◯企画推進担当課長
◯企画推進担当課長 防災グローバルプラットフォーム会合につきましては、国連の主催により、世界各国の防災担当閣僚級などが集い、2007年から隔年で開催されている会議でございまして、本市といたしましても2013年以降3回にわたり参加をしているところでございます。
第3回の国連防災世界会議後は仙台防災枠組の実施状況や、推進方策についての意見交換の場となっており、各国における災害リスク軽減のための取り組みの成果と課題を共有し、今後起こり得る災害への対策を総括する場としての役割を担っていると認識してございます。
◯竹中栄雄委員
◯竹中栄雄委員 昨年行われましたジュネーブの会合には高橋副市長が参加されていると思いますが、ぜひ感想をお伺いしたいと思います。
◯高橋副市長
◯高橋副市長 昨年5月に、ジュネーブで開催されました第6回の会合に参加させていただきました。数えたわけではないのですが、約180の国から4,000人の方が集まったとお聞きしています。私のほうで参加したセッションでは、東日本大震災の経験、あるいは教訓に基づく防災対策、あるいは被災者の生活再建支援などの取り組みについてお話をさせていただきました。また、東北大学災害研の方々と一緒に、国連防災機関の幹部の方々との懇談なども行ってまいりました。
また、昨年11月9日から12日に開催されました世界防災フォーラム、これにつきましては、その時点でできるだけ参加をお願いしたいということでいろいろお話をしたという状況でございます。
会議の場におきましては各登壇者が仙台防災枠組、Sendai Frameworkということで、仙台という言葉を多数聞くことによりまして、やはり仙台の認知度というのですかね。その言葉の認知度は高まりを実感したと思ってございますし、場所、場所で一応英語で話を聞きますと、仙台市が世界の防災、減災に向けて、どんな役割をしてくれるんだということを、都度都度問われましたので、やはり仙台に対しての期待感を重々感じたという状態でございます。
◯竹中栄雄委員
◯竹中栄雄委員 今お示しいただいたとおり、仙台防災枠組、非常に重要な枠組みでございます。これの実装を加速させるための国際組織として、主に二つあると言われております。今私が申し上げました国連の防災グローバルプラットフォーム会合、これが実装させるためにしっかりと確認していく会合で開催されており、もう一つは、やはり仙台がリードする防災ダボス会議、すなわち世界防災フォーラムでございます。この仙台防災フォーラムの概要についてお伺いしたいと思います。
◯企画推進担当課長
◯企画推進担当課長 世界防災フォーラムは東北大学とスイスの防災ダボス会議主催者との協定に基づき、隔年で本市にて開催される国際会議でございまして、2017年に続き、昨年11月に2回目が仙台国際センターで開催されたところでございます。
本フォーラムは、仙台防災枠組の推進に向けた専門家による議論、こういったことはもとより、地域で防災に取り組む方や、企業など多様な主体の御参加も得て、震災の経験や教訓を国内外へ発信する重要な機会になっているものと認識してございます。
◯竹中栄雄委員
◯竹中栄雄委員 お示しいただいたとおり、仙台の世界防災フォーラム、そして国連の防災グローバルプラットフォーム会合、ともに仙台の防災枠組を実現するための会議ではございますが、仙台として独自に世界防災フォーラムを開催する中にも、やはり時には国連と呼吸を合わせながら、世界の呼吸を一緒に合わせながら、世界防災枠組を、これの実現、実装を世界的に進める必要があるかと思います。ぜひ2022年、国連の防災グローバルプラットフォーム会合を仙台に誘致して、仙台防災フォーラムと同時開催にすることを提案いたしますが、御所見をお伺いします。
◯企画推進担当課長
◯企画推進担当課長 国連の防災グローバルプラットフォーム会合は、スイスジュネーブでの開催が原則でございますが、先週になりまして、次回は2022年にインドネシアでの開催が国連で決定されたという情報を得たところでございます。
他方、次回の世界防災フォーラムは2021年に予定されておりますが、これまで同様、多数の防災の専門家が集まって、仙台防災枠組の推進などを議論する国際会議として、その成果がグローバルプラットフォーム会合の議論にも反映されるよう、関係者とともに努めてまいりたいと考えてございます。
◯竹中栄雄委員
◯竹中栄雄委員 ただいまございましたとおり、残念ながら2022年はインドネシアにこの前決まってしまったとのことでございます。しかしながら、この2030年までにある、この防災枠組であります。仙台としてこの2030年度までスピード感を持って仙台がどうリードしていくか、ここが非常に大事なことですので、もう少し踏み込んでいきたいと思います。
第3回、2015年春に仙台防災枠組が採択されて、同じく2015年のこの秋に持続可能な開発のための2030年アジェンダ、いわゆるSDGsが国連総会で採択されております。そして、その同じ年の冬にはパリ協定が結ばれています。その大事な2015年から2030年、それを目指しているのが世界の潮流であり、そのど真ん中にいるのが仙台、仙台が存在しているのであります。
また、今特に議論されていることは、昨年の台風にもありますとおり、気候変動のリスクと災害のリスクが表裏一体であるということであります。SDGsのもとにおいて、仙台防災枠組とパリ協定の推進は一体化されていくべきものであるということであります。仙台市は自然と共存する防災環境都市づくりへの挑戦を標榜しておりますが、これはただの目標ではなく、既に防災の上からも持続可能な社会をつくるSDGsの上からも仙台市は世界の中心になり得る立場であり、世界をリードする立場にあると言っても過言ではないと考えますが、御所見をお伺いします。
◯まちづくり政策局長
◯まちづくり政策局長 震災後、本市が取り組んでまいりました防災環境都市づくりの推進などにつきましては、SDGsが掲げます持続可能という理念に通ずるものと認識しております。今後とも防災・減災や環境面などでの本市の強みを磨き上げていきまして、その国際発信の機会を継続的に確保することなどによりまして、仙台の国際的なプレゼンスを向上させつつ、持続可能な社会の構築に向けて貢献をしてまいりたいと考えます。
◯竹中栄雄委員
◯竹中栄雄委員 先ほど、高橋副市長からもありましたとおり、仙台に期待する声が世界中からあるという状況でありますので、ぜひ捉えていきたいと思います。
昨年のジュネーブでのプラットフォーム会合では、男女平等と社会的包摂の促進を掲げて、登壇者の半数と参加者の4割を女性が占めたほか、120人以上の障害のある方が参加いたしました。誰も置き去りにしない社会へ、レジリエンス、困難を乗り越える力の強化のために、女性のリーダーシップの期待が高まってきております。まさに世界の方向性からも、女性の市長を持つ仙台市が、2022年に限らずともよいので、将来的に防災グローバルプラットフォーム会合を仙台に誘致し、中心議題の一つとして異常気象による被害の拡大防止と復興の課題について集中的に討議することと、その連携を大きく広げる機会にしていくべきだと考えます。
最後に、女性のリーダーシップに期待して、郡市長の御所見を伺います。
◯市長
◯市長 女性や障害のある方など、多様な主体が防災に参加することの重要性をうたっております仙台防災枠組の採択都市として、また防災環境都市づくりを推進する仙台市として、国際会議のような場で継続的に発信して国内外における防災の議論をリードしていくこと、このことは大変重要だと考えます。国連や閣僚級の国際会議の誘致に関しましては、国レベルでまずは調整するというのが第一であろうかとは思いますけれども、国連防災世界会議で培われた国内外のネットワークや世界防災フォーラムという新たなプラットフォームを生かしつつ、引き続き防災・減災のモデル都市として、世界の防災文化の発展に貢献できるように、各般の施策に取り組んでまいりたいと存じます。
◯竹中栄雄委員
◯竹中栄雄委員 仙台防災枠組が、どんな災害リスクを取り扱っているか、それは自然災害、人為的要因による災害、及び関連する環境的、技術的、生物学的災害とリスクと明記されております。核兵器の問題や新型コロナウイルス感染症の問題など、世界的な脅威は限りないのですが、前代未聞の大災害を経験した我々仙台にとって、あらかじめ天災を防ぐことは困難であるが、人災を防ぐことは可能であるとの思いを世界に宣言できる機会でもあります。他都市に先行して、積極的誘致や世界をリードする必要があると思います。どうか心にとどめておいていただければと思います。
出典:仙台市議会会議録検索システム(竹中栄雄議員の発言と、それに対する当局側の答弁)