仙台「若林城スクエア」Powered by Claude・監修:竹中ひでお(仙台市議会議員)

仙台のいまを竹中AIが毎日リサーチ!

← 議会ウォッチ一覧(2019年)

2019-09-30

竹中の全発言と、市の答弁 ・ 令和元年第3回定例会(第4日目) 本文

議会ウォッチ 2019-09-30
抜粋(3行要約は準備中)
  • ◯六番(竹中栄雄)公明党仙台市議団の竹中栄雄です。議長のお許しをいただきましたので、初めての一般質問をさせていただきます。

◯六番(竹中栄雄)

◯六番(竹中栄雄)公明党仙台市議団の竹中栄雄です。議長のお許しをいただきましたので、初めての一般質問をさせていただきます。
私は、これまで民主音楽協会という音楽団体で二十二年間、世界の文化交流コンサート、被災地のコンサートなどに取り組み、このたびの選挙で、心の復興を掲げて初当選させていただきました。市民の皆様からいただいた声を市政に反映すべく、全力で取り組んでまいります。
初めに、復興・創生期間終了後の仙台市における復興のあり方について質問をいたします。
二〇二一年復興十年を目指して、ただいま開催されている二〇一九年ラグビーワールドカップの被災地開催や、二〇二〇年東京オリンピックを復興五輪と位置づけして開催するなど、被災地において世界的イベントが続いております。その反面、ポスト復興については活発に議論が行われる中、二〇二一年復興・創生期間終了後の復興のあり方についての議論は少なくなっているように思われます。このままでは十年を機に復興への取り組みが一気にしぼんでいく印象を受けてしまうのは、私一人ではないと思います。
被災地には復興と創生が必要です。現在、震災から復興期間八年半を過ぎ、ハード面では少しずつ整備がされてまいりましたが、被災地の創生期間にあっては、これから数百年単位で考えなくてはなりません。また、被災者の皆様の生活はまた別次元であり、いまだに心休まる状況にありません。被災者の最後の一人が立ち上がる日まで、復興を叫び、被災者に寄り添い続けていく必要があると思います。市長に、復興・創生期間終了後にどのような具体的取り組みをされていくかについてお伺いをいたします。
私は、今こそ、もう一歩、心の復興に取り組むべきときを迎えていると考えます。宮城県の小学生の不登校率の上昇も、震災を機に大きく悪化し、大きな改善が見られません。震災発災時に幼子であったり、まだ生まれていなかったりした子供であっても、震災による両親、家族の環境変化によって大きな影響を受けていると考えられるのです。
私は、東日本大震災発災のその日から、泊まり込みで若林の民間避難所運営に当たりました。それから三月二十日には石巻市に入りました。以来、想像を絶する被災状況の中で、万石浦小学校に来たブラスバンド音楽隊の励ましの音色、有名な歌手が真心を込めて歌う曲、被災者の皆様のつかの間の喜び、涙を流しながらの笑顔を目の当たりにしてきました。
音楽を中心とした芸術には、心に寄り添う大きな力があります。ある被災地の小学校校長先生が、被災した児童にとって、心はカウンセリングによって治すものではなく、音楽文化によって耕すものなのかもしれないと語っておられたことが忘れられません。心の復興にとって、音楽文化は必要不可欠な分野であります。
石巻市においては、石巻港の仮設会場にてMr.Childrenなどによるap bank fes2016、牡鹿半島を中心にリボーンアート・フェスティバル2017、2019が開催され、川崎町の国営みちのく杜の湖畔公園においても、ap bank fes2012、2017等が盛大に開催されている中、仙台市の沿岸部での大型イベントは開催をされておりません。
復興十年となる二〇二一年には、東北の中心、被災地の中心である仙台市の沿岸部にて大型イベントが開催できるよう、積極的に誘致を呼びかけるか、もしくは仙台市が主催となって、二〇二一年津波シンポジウムなどと連携した(仮称)復興世界音楽祭ワールド・ミュージック・フェスタなどを仙台沿岸部の仮設会場にて開催し、以降、復興十年から定期的に、被災者の心に寄り添う音楽文化事業を始めてはどうかと考えますが、市長の御所見をお伺いいたします。
また、それに関連して、復興・創生期間の終了を前にして、沿岸部の整備や避難道路等の拡充の再点検についてお伺いをいたします。
国では、総理が、復興・創生期間は残り一年半となりましたが、その後も政治の責任とリーダーシップのもとで復興をなし遂げるため、年内に復興の基本方針を取りまとめますと語られ、引き続き、政権の最重要課題という認識を強調いたしました。
現在、仙台市東部沿岸部の集団移転跡地の利活用に係る事業者の第三次募集が進んでいます。これまでの募集で、飲食店、温泉、マルシェ、農場などを含んだ複合施設、スポーツ、レクリエーション施設、農園、果樹園など、多くの観光客を呼び込む事業が決定されておりますし、これからもさらなる観光客を呼ぶ事業が多く誘致されていきます。
さらには、先ほど申し上げたような、仙台の沿岸部では大きなイベントの可能性も考えられます。ちなみに、ap bank fes2016では、石巻港雲雀野地区に三日間で約四万人が集まっています。また、深沼海水浴場の発展的再開が実現した場合、新しく美しいレジャー施設に囲まれた仙台の生まれ変わった深沼海水浴場は、これまでの数千人規模の集客とは異なり、今まででは想像できないほどの海水浴客が訪れる可能性もあると予想いたします。
今まで検討されてきた道路整備計画が完璧に進んでいることは、当局の皆様に心よりの敬意を表します。しかし、一番大きな被災を受けた沿岸部が一番大きく勝ち栄えていくことが復興事業の趣旨であると考えたとき、復興八年半以降、仙台市東部沿岸部は、さらなる発展と人々が集う場所に生まれ変わると想定いたします。今後、沿岸部の跡地利用を進めるに当たり、避難のあり方についてもう一度点検し、安全で確実な避難を前提としたにぎわいと交流が創出されるよう取り組む必要があると思いますが、市長の御所見をお伺いいたします。
次に、音楽ホールについて質問させていただきます。
新県民会館が、旧医療センター跡地に二千席の規模で建設される見込みとなりました。仙台市の音楽ホール構想は先にあったものの、具体性においては、宮城県に先手をとられた感がございます。二重行政の批判を受けないよう、座席数、機能、立地に差別化を図る必要があるとも言われています。
新県民会館と音楽ホールの共存に関しては、供給過多になるのではないかと懸念する声もあります。しかし、現在の西公園にあります市民会館は、老朽化が進んでおります。市民会館が将来的に閉館する場合、現在の場所の建てかえは考えられないと思います。その場合、県民会館を閉鎖して新県民会館に、そして市民会館のかわりに仙台市音楽ホールを建設することになり、二減二増で、劇場の数としては供給過多にはならないものと考えます。
その上で、私は、コンサートの興行に二十二年間携わってきた者として、二つの劇場の立地と座席数は大きな課題になると考えます。特に、立地によってチケットの販売には大きな影響が出ると確信をしております。飛びぬけて人気のあるアーティストであれば座席数も立地も関係ありませんが、そこまでのアーティストはごく一部に限られております。
仙台で開催し、隣県からの集客を見込んでも、二千席を満席にできるアーティストは多くはありません。私の知る限りでは、皆様が思い浮かぶ最も有名な演歌歌手のコンサートであっても、宮城県民会館昼夜公演で、昼公演は完売できても、夜公演の一千五百席まで満席にできるアーティストはいないと思われます。私も、予想に反してチケットが売れず、一千五百席の県民会館で数百人の観客を前にコンサートを開催する場面も見てきました。非常に心苦しいものです。恐らく仙台フィルのコンサートでは、昼一回の公演としても、年に一度のベートーベン第九公演ぐらいしか満席にできないと思われます。それくらい二千席は大きなホールであります。
私は、新県民会館の建設地が医療センター跡地となっては、チケット販売で厳しさが増すと想像いたします。仙台市も主催に名を連ねている劇団四季も、宮城野原での二千席では使いにくいのではないかと懸念をしております。多くの興行主は、この新県民会館を回避する可能性すらあります。そうなると、仙台市の音楽ホールは、クラシックに限らず、Jポップや歌謡曲の会場としての受け皿になることも間違いありません。
楽都仙台の拠点となる音楽ホールです。これまで開催されているコンサートの販売状況も調べた上で、さまざまな想定をし、本当に二千席の座席数が必要なのか、もう一度検討が必要であると思います。御所見をお伺いいたします。
また、立地がとても大切になります。私が携わってきた中で、県民会館で開催されたあるコンサートでは、お客様が買い物を楽しんでから劇場に足を運び、そして観劇、観劇が終わると、終演後には外に出るとそこには光のページェント、ムードたっぷりの中、お食事をして帰るのであります。
現在の候補地の中には西公園市民図書館跡地などが候補地として挙がっておりますが、繁華街からは若干距離があり、買い物をしてからの観劇、観劇をしてからのお食事など、まちの活性化につなげるには少し無理があります。例えば、もともとレジャーセンターがあった錦町公園などは、そういう意味での立地にふさわしいと考えますが、御所見をお伺いいたします。
いずれにせよ、仙台市と宮城県の未来のために、県と市がしっかりと話し合い、もう一度、機能性、座席数、立地条件などを深く検討し合っていただきたい。ホールを最も利用するプロモーター、興行主、音響照明スタッフ、舞台関係者の意見をよく取り入れて、最高のホール建設計画をお願いしたいと思いますが、御所見をお伺いいたします。
次に、仙台城址、若林城址における復元に合致しない、現存しない歴史的建造物の再現のあり方について御質問をいたします。
これまでも仙台城址の歴史的建造物について検討されてきたと思いますが、本丸大広間などに関しては、建築構造の詳細を示す図面、古写真の必要性などから前進をしてきておりません。
この八月九日、文化庁から、史跡等における歴史的建造物の復元の在り方に関するワーキンググループにおいて、天守閣等の復元のあり方についての取りまとめが公表されました。これまで検討されてきた復元または復元的整備とは別に、復元に合致しない、現存しない歴史的建造物の再現のあり方としての取りまとめが公開されています。
それによると、従来、文化庁は、その当時の規模、構造、形式等を忠実に再現する行為資料が十分にそろった史跡の復元に限り認めていました。仙台城も、この制限にかかってなかなか進んでおりません。しかしながら、各地の根強い要望もあり、また、保護と活用の好循環を図る上で、今後は、復元に合致しない再現という概念を使い、復元と比べて意匠、形態の詳細な部分の忠実度等に差はあるものの、適切に整備が行われれば、史跡等の本質的価値の理解促進ができるとの判断になっております。関係者によると、高松城や松前城等の天守閣についても認められるのではないかと期待が高まっています。
法整備はこれからかもしれませんが、しかるべきときに備え、仙台市も仙台城跡整備基本計画の中に、本丸の大広間、懸造、追廻住宅跡地における武家屋敷等の再現を盛り込むべきであると考えます。仙台には観光すべき場所が少ないと言われます。戦国大名の中で最大級の人気を誇る伊達政宗公にもかかわらず、青葉城址の施設が余りに充実しておりません。構想がある大手門の復元には、交通の便を妨げる懸念を払拭できていない現実があります。仙台城本丸の大広間、懸造の再現を盛り込んでいただきたい。懸造は、崖が崩れていて復元できないと言われております。再現という形では可能性があると思います。御所見をお伺いいたします。
また、追廻住宅跡地には、公園センターの建設が予定されています。ここは史跡の区域からは少し外れているため、さらに法的な束縛は少ないと聞いています。例えば愛知万博の際にスタジオジブリのサツキとメイの家を建設したところ、大変な人気を博し、観光客誘致に大成功した例があります。追廻住宅跡地には、公園だけではなく、観光客誘致を図れる歴史的建造物を設置すべきと考えます。青葉山公園(仮称)公園センター基本計画の中に、かつてそこに存在した歴史を感じられる建造物、すなわち人気武将である片倉小十郎屋敷などを再現し、国内外から観光客を呼び込むことを考えてはいかがかと思いますが、御所見をお伺いいたします。
また、現在、宮城刑務所がある若林城についてです。
若林城は、伊達政宗公が一六二八年に仙台城をおりて移り住まわれ、現在に至るまでの杜の都仙台のまちづくりの基礎を築かれたお城であります。一八七八年に明治政府が伊達家から安い価格で買い上げ、翌年、宮城集治監として西南戦争の戦犯を収監したと言われます。
これは、仙台藩にとっては、伊達政宗公のお城を取り上げられた上、薩長、薩摩藩、長州藩を中心とした新政府軍によって刑務所にされ、死刑場にされているという、屈辱的な構図が続いているとも言えます。百四十年もの間、この状態が続いている、これは正常ではない状況と考えます。市制百三十年の本年、市長の御決意をもって、宮城刑務所の移転とともに若林城の再現を前進させるべきと考えますが、御所見をお伺いいたします。
最後に、都心、副都心ではない地域においての活性化について御質問いたします。
近代の仙台市は、駅前から中央通、一番町、定禅寺通を中心に発展してまいりました。近年は、楽天球場が設置して以来、東口も活性化されております。また、副都心あすと長町の発展も著しいようです。しかし、それ以外の地域における商店街は、厳しい状態が続いております。
そんな中で、御存じのとおり、仙台には全国的にも珍しい御譜代町という町が一部存在しております。伊達政宗公に帯同して、米沢、岩出山、仙台と移ってきた歴史深き町です。すなわち大町、肴町、南町、立町、柳町、荒町であり、もともとこの御譜代町には特権がありました。町ごとに専売特権があり、その品目は、大町が古着、木綿、絹、油など、肴町が水産物、南町が八百屋物、立町が穀類、柳町がお茶、荒町がこうじでありました。この全国的に珍しい御譜代町が、仙台六十二万石の礎を築いたのであります。
この地域にもう一度光を当て、観光客を呼び込めるような施策が必要と考えます。例えば、若林城の入り口に当たる荒町商店街をモデルケースとして、無電柱化し、経年劣化した街灯を入れかえ、伊達家の家紋や家臣の家紋をオブジェにした街灯を設置するなどして、国内、海外の観光客を呼び込めるようにしてはどうかと考えますが、御所見をお伺いいたします。
仙台の復興、観光客誘致、そして地域経済活性化のために、最後に明確な御答弁を求め、私の第一問といたします。
御清聴ありがとうございました。(拍手)

◯市長(郡和子)

◯市長(郡和子)ただいまの竹中栄雄議員の御質問にお答えを申し上げます。

復興・創生期間終了後の具体的な取り組みについてお尋ねがございました。お答えを申し上げます。

未曽有の大震災から八年半が経過いたしました。来月には東部復興道路が全線開通いたしますとともに、蒲生北部地区の区画整理や、また津波被災地区の防災集団移転の跡地に係る利活用など、集団移転跡地に係る利活用などの事業も着実に進んでいるところでございます。

しかしながら、被災された方々の生活再建支援や心のケアなどの取り組みは、復興・創生期間にかかわらず、被災された皆様の個別の事情に応じて、息長く継続していくことが必要なものと私は考えております。

今後とも、被災された方々に寄り添った支援やふるさとの再生、風化防止の取り組み、また発信など、積極的に取り組みながら、市民の皆様とともに、希望ある未来に向けた復興への歩みを続けてまいりたいと存じます。

それから、沿岸部の跡地の利活用に当たっての避難の考え方についてお尋ねがございました。

集団移転跡地の利活用事業は、津波被害を受けた東部沿岸部に民間の自由な発想や提案によって新たな魅力や価値を生み出すことを目指して、平成二十九年度から事業者募集を行いまして、既に募集面積のおよそ九割で利活用が行われることになっておりまして、東部沿岸部の再生に向けた取り組みが目に見える形で進んでいることを大変喜ばしく思っているところでございます。

この地域に来訪された方々の津波発生時の避難の考え方につきましては、避難の丘や旧荒浜小学校など近くの避難施設に徒歩で逃げるということを基本としておりますが、利活用事業を行うに当たり、避難施設の収容可能人数を超える集客を見込む、そういう場合には、事業者が避難施設を整備すること、これを募集時の条件としております。

私といたしましても、来訪者の安全確保が何よりも重要と考えておりまして、避難計画の作成やそれに基づく定期的な避難訓練の実施、これを事業者に対しても求めてまいりたいと思います。

今後とも、事業者の皆様と協力をしながら、東部沿岸部が魅力ある多くの事業者による事業によってにぎわいあふれる地域となるように、取り組んでまいりたいと存じます。

そのほかの御質問につきましては、関係局長から御答弁を申し上げます。

私からは以上でございます。

◯文化観光局長(天野元)

◯文化観光局長(天野元)私からは、市長がお答えした以外の文化観光局に関する数点のお尋ねにお答えいたします。

まず、沿岸部での音楽文化事業の開催についてでございます。

本市では、被災された方々を力づけるため、震災直後から音楽を届ける復興コンサートなどの取り組みを続けているところでございます。

被災した沿岸部での大型音楽イベントについては、これまでも民間事業者からの提案を受け、開催を模索した経緯がありますが、会場の確保、アクセスや災害時の避難誘導、近隣住民の方々への影響などさまざまな課題により、実現には至らなかったものでございます。

今後、同様の御提案があった場合にも、これらの課題を解決する必要がございますが、集団移転跡地利活用事業の進捗による環境の変化も踏まえながら、実施の可能性について鋭意検討してまいりたいと考えております。

次に、音楽ホールについてでございます。

これまで本市では、全国を巡回する大型公演や吹奏楽や合唱の全国大会等が開催できないという状況があり、市民団体などから、生の音源に対する音響にすぐれた二千席規模のホールを求める要望がなされております。さらに、市内ホールの利用状況なども加味し、音楽ホール検討懇話会においても二千席規模という方向性が示されたところでございます。

一方、宮城県では、本市の方向性を前提に、県民会館を二千席規模で建てかえても供給過剰になることは想定されにくいとの調査結果を取りまとめ、現在、本市の音楽ホールとの機能分担を意識した検討が進められております。

音楽ホールの検討候補地については、懇話会報告書において、評価できる点とともに課題や制約が挙げられ、例えば錦町公園については、まちの回遊拠点としてすぐれている一方、都市公園の廃止が前提となるため、かわりとなる新たな公園の確保などが必要であるとされています。

今後、議会での御議論や市民の皆様の御意見を踏まえ、楽都の拠点としてふさわしい立地について検討を進めますとともに、二千席規模を基本に、音楽ホールと新県民会館が相乗効果を発揮できるよう、県と意見交換を重ねてまいりたいと考えております。

基本構想の策定に当たっては、プロモーターや舞台技術者といったコンサート運営の専門家などの意見も十分に取り入れながら、使い勝手のよいホールを目指してまいりたいと存じます。

私からは以上でございます。

◯建設局長(小高睦)

◯建設局長(小高睦)私からは、建設局に係る二点のお尋ねにお答えをいたします。

初めに、青葉山公園追廻地区に建設する(仮称)公園センターについてでございます。

本センターは、杜の都、仙台の歴史、文化の発信を基本コンセプトとした青葉山、仙台城の玄関口にふさわしい施設として整備することとし、これまでワークショップやデザインレビューを重ね、市民の皆様とともに計画をつくり上げてまいりました。

建築意匠においては、往時の片倉小十郎屋敷の柱割や空間構成を部分的に体感できる施設として設計を進めているところであり、本施設が市民の皆様の憩いの場となることはもとより、国内外からの来訪者をおもてなしする施設として、本市の観光の振興につなげてまいりたいと存じます。

次に、無電柱化などの道路整備による地域の活性化についてでございます。

無電柱化につきましては、防災性や安全性の向上に加え、来訪者が歩きめぐりたくなるような町並みの創出など、魅力的なまちづくりへの寄与も期待できるものでございます。本市におきましては、国分町通において、地域を主体としたまちづくりと連携しながら、無電柱化を含めた道路の再整備を行い、魅力の向上につながった事例がございます。

事業の実施に当たりましては、電線管理者との合意形成や歩道の広さなど課題もありますが、今後とも、地域のまちづくりと連携した無電柱化などの道路整備に取り組み、まちの活性化に寄与してまいりたいと存じます。

以上でございます。

◯教育長(佐々木洋)

◯教育長(佐々木洋)私からは、文化財に関する二点の質問にお答えします。

初めに、仙台城跡等における歴史的建造物の再現についてでございます。

文化庁内のワーキンググループにおいては、歴史的建造物の当時の意匠や形態が一部不明確な場合等における整備のあり方について議論がなされ、このたび、その検討結果が公表されたところです。今後、文化庁において、これを踏まえた検討がなされるものと思われます。

仙台城における歴史的建造物の再現につきましては、現在、整備基本計画の策定中でございますので、文化庁から新たな基準等が示された際には、その基準にのっとり、整備基本計画への反映について検討を進めてまいりたいと存じます。

次に、若林城の再現についてでございます。

現在、宮城刑務所となっている若林城跡は、伊達政宗公が晩年を過ごされた貴重な遺跡であり、調査によって城郭としての価値や全体像を明らかにする必要があります。

刑務所の移転につきましては、一義的には国において判断されるべき事項でございますが、本市といたしましては、これまでも施設の建てかえ等に際し遺跡調査を行ってきており、こうした調査を継続しながら、遺跡の保存と活用について関係機関と協議してまいりたいと存じます。

以上でございます。


出典:仙台市議会会議録検索システム(竹中栄雄議員の発言と、それに対する当局側の答弁)